用語説明
作品内の固有名詞の概要を説明したものになります。
※注意※
一部ストーリーのネタバレになる内容を含んでいます。すでに読んでいる方、またはネタバレを気にしない方のみ目を通すようお願いします。
「預言者」
主人公、ヤコブのこと。人類を救うため現れる存在だとされている。
「英雄」
預言者と共に世界を救うとされる存在。正体不明。
「アルカディア」
ヤコブを頂点とする巨大宗教国家。世界中の各地域に計7つの個別の支部が存在し、アルカディアはそれら支部の総称。
「パスリエ帝国」
アルカディアと敵対する巨大軍事国家。
「国」
アルカディア国内において、自国とパスリエ帝国以外の人間の共同体を指す言葉。資源が限りなく乏しいこの世界においては、ほとんど全てが集落ほどの規模しかない。あくまでアルカディアが相手を尊重するために使用しているだけであり、パスリエ帝国はそれらの共同体を“国”だとは思っていない。
「非国」
アルカディア国民が使う、自国とパスリエ帝国以外の人間の共同体を指す差別用語。ある共同体がアルカディアへ迎合するのを断ったことに対して、国民が嫌悪感を抱いたのがキッカケ。
「不浄の地」
アルカディア国民の使う、アルカディア各支部より外側の世界を指す差別用語。
「教会」
純粋に宗教施設である教会も指すし、アルカディアの国営を行う組織のことを指す場合にも使う。アルカディアの国民は、たまにごっちゃになり紛らわしく感じており、それを受けてかアルカディアも、「教会政府」と言ったりする。
「“最悪の未来”」
ヤコブが予知夢によって見た、アルカディアが滅ぶ未来の光景のこと。原因不明。
「魔法」
稲妻や炎、爆発など、この世に起こりうる現象を擬似的に再現するもの。あくまで“擬似”なので、例えば雷の魔法なら、本物の雷ほどの速度は無いなど、どこかしら法則の欠けたものとなる。
「魔力」
魔法を生み出すことのできる力。その正体は、人なら誰もが持つ“感情”、それが具象化したエネルギー。そのため人類全てが持っている。だが、使えるようになるには本人の努力やセンスが必要。
「魔素」
空気中に存在する不思議な物質。基本的に魔法を使う際は、上記の魔力とこれを混ぜ合わせなければいけない。
「基礎魔法」
やり方を覚えて練習さえすれば誰でも使えるようになる魔法。“下級魔法”や“上級魔法”といったランクがあり、どのレベルまで覚えられるのか、また威力の大きさなどは本人次第となる。
「専攻魔法」
魔導士が個人で独自に生み出す、その魔導士専用の魔法。魔導士の間では、これの有無が一人前のラインとなっている。
「決戦魔法」
その名の通り、戦いを終わらせるほどの威力を持つ大魔法。強力な威力の代わり、一流の魔導士でも複数人で協力しなければ発動できない。
「魔法調具」
魔法が込められた道具。魔法を使うことができない人でも、魔力を決めるだけで魔法が使える。“御三家”の一つであるカレドニア家が発明した。
「聖天騎団」
教会に所属する魔導士の中でも、特に高い戦闘能力を有する者たちだけで構成された精鋭部隊。
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