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ワタクシこそがトップに立つのですわー!  作者: MA
王太女就任ですわー!

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話が大きくなってない……?

 お助けキャラが敵に回るってそうあるもんじゃないし、油断と言われればそうだけど友達いないんだから情報なんてまともに入ってこないわよね。

 かといって無視されてるわけでもなし、何かを尋ねれば普通に答えてくれるからただのボッチ学院生活だったわけだし。

 そう考えるとゲームでローズが顔繋いでくれたのってマジで必須イベントだったってことよね。

 リーゼロッテと接点がないのは平民だからか?いや……たしか他にも少ないけど平民がいる描写もあったような……。

 名前付きのメインじゃないから覚えてないけど……。

 なるほどね、どっちにしろ人脈が広いわけね。だからいろいろできたわけね。


 そんな感じで情報仕入れて公爵令嬢一派断罪劇したんだ、へぇ……。

 そりゃ蛮族連れて帰ってくるわ。メンツ潰すどころじゃないわね。

 なぜそもそも卒業式で断罪をしたんだっけ?ゲームはそんなもんだろうと流してたけどこっちは現実よね?

 派手にやるほうがCGも映えるからそんなものだと思うけど。

 まぁそこまでこだわってなかったんでしょう、ありきたりだしね。


 内々に婚約破棄とかゲーム的にも盛り上がらないしね。

 そういえばハーレムエンド以外でもやってたりしたわね。裏であっさり婚約破棄が通ったりするのもあったけど。

 そういえば卒業式でハーレムエンド以外で断罪するのってだれだったっけ?

 ダニエルとアドマインか。

 傲慢とアホか、じゃあやっぱ卒業式断罪って失態だったのでは?

 単純に脚本の都合か、別ライターだったかもしれないけど。

 ゲームだとヴィルヘルム以外はどうも人間的魅力がないのよね、何故かこっちだとずっとあれてるからどっこいどっこい感はあるけど。

 ただその分デートイベントとかは良かったけど。


 まぁ、こうして危機に陥るとわかるけど婚約者いるのに平民に手を出してる時点で全員ロクデナシよね。

 まぁ、ノーマンなんて処刑で死んでるし……。タボット子爵なんて公開処刑だし。

 ゲーム世界も世知辛いものね……。

 この世界ってゲームを現実に合わせたのかしら?それとも元からゲーム世界のまんまなのかしらね?


 いや、考えても全くわからない。辞めだ!辞め!こび売って生きるだけでいいじゃない。

 むしろ毛糸職人みたいになって腕で安泰なだけ前世よりマシだと思わないと。


「とにかく、良かったではありませんか。婚前交渉がなくて、いえ防げて?まぁ……相手が悪かったのですね」

「ええ、まったくそうですね。あの愚物相手に1年以上体を許さず立ち回れるならこれほど安心できる人はいないでしょう」

「はい、そう思います」

「それに関しては本当にすごいとは思います、やはり一代で商品一つで商圏を築くほどの手腕侮れませんね」

「え?」


 商圏……?


「商圏……ですか?」

「ええ、ララさんは商品を卸すだけでなく北部での高級毛糸製品をすべて自作しています。もはや彼女の製品を持っていない貴族は侮られるほどに」

「もしやあのセーター?同一商会で下ろしてるものだとは……。私もプレゼントで手袋をいただきましたが」

「いえ、ララさんが作ったものを商会が買い取り下ろしていただけですよ」

「今はマッセマー商会が一手に引き受けていますけどね」

「まさか、そこまで?」

「その納品されるセーターをしっかりと見ることができればあなた達も確信するでしょう。それほどまでに……確信を持つ。むしろ別に疑惑が生まれるでしょう」

「えっ?」


 なに?疑惑って何?公爵令嬢断罪を考えていた証拠とか掴んだとか?ちょっとまってよ。私本当に知らないわよ。具体的に動く前に全部崩壊してたし……。


「な、何の疑惑ですか?」

「今まで納品していた人物と別人ではないかと、もっと腕の良い人間がいたのではないかと疑うくらいです。年数が合いません。エリーは気にしてませんが」

「さ、流石に商品を見ないと渡しが作ったかどうかまではわからないです。それに意匠を作る際はセーターや手袋単品であれば家族や村の人に手伝ってもらって……。そこから意匠部分を私が作ったりしてたので……。指名で色々あるときは全部私が作ってましたが……」

「王都についてからは?」

「自作です。王都だと助手や下地をつくる人もいないので生産は落としていますが……納品は数だけなので意匠を使い回すこともできましたし……」

「えぇと……?」

「つまり……すべて自作と重要箇所以外は任せるものがあったわけですか、そして村ではその助手たちが生産を続けていると」

「え?村で生産し続けてたんですか?」

「……えっ?」


 キャスも流石に声を上げてこちらを見た。

 だって知らないし。


「あたしは何も聞いてませんけど」

「あなたの製作した毛糸製品ではないものも出回っていると?」

「さ、さぁ……?」

「ララさん、サインとか入れてたりしないの!?」

「売る商品に他人のサインが入っていたら嫌ではないですか?平民の名前が入ったものとか貴族の方が買うのですか……?」

「いや、目立たなければ別に……ねぇ?」

「え、えぇ……まさかセーターの真ん中にララと書くわけでもないでしょうし、メーカーの意匠を何処かに入れるとか。目立たない場所ならそこまで、ねぇ……?」

「たしかに毛糸だと難しいとは思いますけど……」

「細かい意匠にする際は細糸に変えたりするので問題はありませんけども……。そもそもセーター以外も作ってたりしますし……」


 スカジャン的な感じで……。


「ほう……」

ララ「村で?」

キャス「村で……?」

ローズ「村で……?」

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