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ワタクシこそがトップに立つのですわー!  作者: MA
王家の狂騒曲ですわー

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そりゃあ、お祖父様だってブチ切れますわよ、いつもそんな感じですけど

 マッセマー商会を使った嫌がらせでもともと敵だった人間が寝返ったというのはなかなかいい話ですわね。

 敵視していた相手に縋るしかできないあたりはワタクシからしたら最高の美酒ですわね。

 でも、そこで領民のために頭を下げることができるところはワタクシは評価しますわ。領民を見てないバカ貴族共よりは。


 まさか巡り巡って昔の敵が味方になっているなんて、盛り上がりどころですわね!

 まぁ、ワタクシはそんなこと知らなかったのでああそうなんですの……前作は読んでなくて……。みたいな空気ですけどね。

 だって、ねぇ?ほら、接点もないし、何かありましたっけ?ジョージ第2王子派閥は壊滅したのってワタクシが生まれる前でしょう?へーそうなんですの以外に言うことあります?

 ワタクシはありませんわ!だってどうでもいいし、知らないから!


 そもそもですね、この面倒な情報量をどう処理するかでいっぱいいっぱいですわ。

 うーん、本当にどうでもいいですわね……。それどころではなさそうですし、茶会の前倒しで怒られそうですわねぇ……。でも先にやって共有しておかないともっと面倒なことに……。

 アルベルド司法大臣が急死しただけでなんでこんなに深堀りをしなきゃならないんですの……?


「そんなに排斥されていたのですね、まぁ国王にとっては弟を支持した敵ではありますけども本人がいなくなったのなら囲い込むなり色々方法はあったでしょうに……」

「誠にそのとおりですな、公爵を敵に回すのに引き入れなかった理由もわかりませんが……。要はそれだけ恐れていたか信用していなかったのでしょう」

「いや、それにしても今でも行方不明の貴族が多いですからな、何処に匿われているんだか……もしくは追手に打たれたか、ならば公表されるはずなんですがね……」

「他国へ逃げたのでしょう、ロバツなら行こうと思えばいけますわ」

「ロバツとはあまり仲がよろしくはないですからね……。第2王子も戦争を計画していましたから」

「あら?以外ですわね、公爵家を排してロバツに殴り込む余裕があると思っているとは……」


 ワタクシたちがそんなあっさり負けると思われてるのは心外ですわね。まぁあの時期はガリアが蓋をしてたのではないかしら?多分ですけどね。


「本来は蛮族を味方につけて公爵家を強襲する予定だったそうです、最も具体案はないもなかったようですが……。そもそも王太子になる前から敵対しても仕方ないですしね、表面上は中立か公爵家の援助で動くのを待ってるように見せてましたよ。見抜かれたのか先代公爵は特に連絡も取らなかったようですが……」

「まぁお祖父様はそのような態度を見抜くのが上手かったですからね、王家から和解の使者が出た際には罠だから追い返したって話をよくされましたわ」

「ほう、和解の使者を送っていたのですか……。なぜ破談に?」

「そういいつつ、蛮族へ支援してたからですわ。和解を口にしながらそのようなことはしていない、蛮族への支援は下が勝手にやっていたので停止させている、王都で謝罪をしても良いの一点張りで……。具体的なものもなく嘘しか言わなかったので追い返して暗殺者を放ったと言っていましたわ」

「それで先代国王陛下が身罷られたのですか……」

「どうして先代国王陛下はそのような嘘を……?和解に舵を切っていたのは確かだったはずですが……。公爵もなぜ暗殺者をそこで……」

「未遂でしたがお祖父様への襲撃があったのですわ、お祖父様はその数日後に使者に会い、そのことを含めて聞き出そうとしたのですが誠意の無さに呆れたので同じ目に合わせてやると追い返したそうです」

「ああ、公爵家が完全に税金を支払わなくなったのはこれがきっかけでしたか。北部の品も徐々に入ってこなくなりましたしね」

「入れてはいますわ、ただ金額を上げていっただけで」


 まぁこの数年後にワタクシが完全に牛耳った際に北方組合に任せたら割と下手を打ってたので困りましたけどね。

 これでマッセマー商会の本店と取引してなかったら真面目に危なかったんじゃないかしら?

 まさか、ああまで役に立たないとは。


「公爵はどのように襲撃されたのですか?蛮族ですか?」

「いいえ、ナイフで襲撃されたそうです。相手は失敗後に服毒自殺、そこまでするような人間王都にしかいないでしょう?蛮族が毒で自殺だなんて……荒唐無稽にもほどがありますわ」


 まぁ武器で使っていたやつはいましたけど……。


「そんな事があってよくもまぁ……ジョージ第2王子派閥を助けましたね……」

「お祖父様はいまは関わってませんわ、海外で悠々自適に暮らしてますから」


 未来への布石のためにね、あとはワタクシが、ワタクシたちがうまくやるだけ。宰相がお母様に国外に仕事を命じて帰ってこられないときはどうしようかと思いましたけど今や宰相は屈しましたしね。

 まぁ、お母様が戻ってきて何するかは知りませんけどビンタ位はされるんじゃないかしら?夫婦を引き裂くってことはそういうことですわ。


「では、行方不明の貴族を公爵家が匿っているということはないのですか?」

「少なくとも私は知りませんわ、本人が名乗って庇護を申し出たおのならともかく……そのような方は存じませんね」


 蛮族に一応貴族はいましたけど……シュライヒャー族長達はそこまで大物なのかしら?一応建前は執事だけど……。

 そもそも蛮族に付くどころかそのものになるのは覚悟決まり過ぎだと思いますわね。

公爵「そこでな、俺は相手のナイフをぱっと払って蹴りをいれてな」

公爵「使者に対して俺はどういうことだ!落とし前付けなってな」

公爵「うらなり野郎に啖呵を切ってな」

孫娘「(長い、眠い)」

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