表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/11

保健室と女の子

 保健室の中に入る。舞島さんは俺をベットに横にさせた。白いベットは俺の体躯を少しばかり沈ませる。

 「保健室の先生は、席を外してるみたいね」

 そう言って舞島さんは、ベットに腰かけた。

「ゆっくり休みなさい。疲れているだけよ」

「舞島さん、俺は壊れてしまったのか」

「いいえ、異常は正常がないと異常とは言わないわ。比較することができないから。あなたの異常という言葉を借りるなら、人はみな異常よ。おやすみ」

 舞島さんはそう言って俺の頭を撫でた。ひどく優しく、触れるか触れないかの距離があった。舞島さんの表情を垣間見ることはなかった。

 しばらく横になっていたと思う。白い天井を眺めていた。

 「おやすみかしら」

 保健室の先生が帰ってきたようだ。

「すいません。体調が悪くて」

「ほんとは?」

「本当は、体調が悪いんですよ」

「そうなの。どう、休んで体調は回復してきた?」

「はい」

「じゃあ、もう少し休みなさい」

 先生は安静を俺に勧めた。苦痛のない生き方を、快楽主義的な行動を。

「針治療しようか?」

「いりません」


 変な先生だな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ