目覚め
読んでくださりありがとうございます
「ん……?ここは一体」
俺は見渡す限り真っ白な場所に浮かんでいた。
確か俺は学校へ行く途中だったはずだ。期末テストは成績に反映されるから受けないとまずい。
遅刻しそうだったのは覚えている。その後はどうなったんだろう…思い出せない。
「君は曲がり角でトラックと熱い抱擁を交わしていたんだよ」
「そうだ!俺はトラックに跳ねられたんだ!」
「俺はどうなったんだ?死んだのか?」
「その認識で間違いないよ。君は死んでしまって今ここにいる」
「そうか…俺は死んだのか…」
「ん?ということはテストは受けなくていいと言うことじゃないか!」
やったぜ!テストを回避してやった!
「ふふふ、あーはっはっはっ いつもテスト返しの度に俺に点数を自慢してきやがった田中め!残念だったな!俺がいなくなっちまったから貴様がクラス最下位だろうな!」
「そうか楽しそうでなによりだよ。ところで君はそろそろ僕の存在に突っ込んで欲しいな」
ん?確かにさっきから会話のキャッチボールが続いているな
「誰かいるのか?さっきから声は聴こえてるんだけど姿が見えんのだよ」
「あっそうか、この姿は見えないのか」
相変わらず姿は見えない
「まぁ姿なんてどうでもいいかな。声が伝われば僕の仕事に支障は出ないしね」
「もしかしてあんたは神様なのか?」
「まぁそんなところだね。よろしくねー」
本当に神様だったとは驚きである。ここ一週間で2番目にびっくりしたな。ちなみに1番はトラックとの抱擁だな。
「まぁ君は現世で死んでしまったわけだ。そんな君には今から2つの選択肢を与えよう。」
「選択肢か。もしかしたらよくあるチートガン積みで異世界転移とかか?」
「それも選択肢の内だね。もうひとつの選択肢はこのまま存在ごと消滅するかだよ。」
消滅か異世界のどちらかか。悩むまでもないな
「異世界転移でおなしゃす!出来ればチートガン積みで!」
「まぁそうだよね。僕的には消滅してもらった方が楽なんだけどね。どうだい?考え直してみないかい?今なら一瞬で消滅できるよ」
「なんちゅうことを唆すんだあんたは!可愛いロリボでえげつないことを勧めてくるな!」
そう!この神様めっちゃ可愛らしいお声なのだよ!ロリ神様と呼ばせて頂こう!
「まぁ僕の声は置いといて、君が転移する異世界で使える能力を決めようか」
「君が転移する世界の名前はセシネリアという場所さ。そこには魔法が存在する。君には3つ能力を与えよう。向こうの世界では固有スキルとも呼ばれるけどね」
魔法がある世界か…やばい、考えただけでも楽しそうなとこだ。固有スキルを貰えるならやっぱりチートがいいよな…
「ロリ神様、考える時間貰ってもいいですか?」
「もちろんさ、ここでは時間は有り余るほどあるからね」
ではお言葉に甘えるとしよう
読んでくださりありがとうございます