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元魔王候補ポメちょは優しいけどキレると危険!  作者: 山下ケイト
1章 冒涜と暴食と潔白
13/22

アタシはとりあえず寝よう

「それで?アステアが死んでから何があった?」


なんか端っこの方でのぢゃロリがはぁはぁしているが、そこはスルー


フウガが応える


「……アステア様が亡くなり、クリスカ様もお姿を隠され……我々は加護を失い、これぞ好機と南方のクリストフ領からの進軍があったのだ……」


クリストフ領………?


「たしか、南方にはバーリアル領があったのでは?人族と魔族が共存している土地だったと記憶しているのだけど……?」


「そうだ。元バーリアル領、今はクリストフ伯爵が統治するクリストフ領になっている。……バーリアル様………」


七賢狼全員の拳に力がこもる


「……バーリアル殿は良い領主だったのだな………で、今のクリストフ伯爵とは?」


キッと、その場にいる全ての者の目付きが変わる



空気を察し、コレから飛び出すであろう罵詈雑言を右手を振って止める


「んで。なんかやられたん?( ´゜σд゜`)ホジホジ」



Σ(`・д・´)カッチーン!!


「なんかやられたん?ではないわ!奴らは女を拉致し、男を殺し………作物を奪って行ったのだ!」



…………ふーん。で?( ゜σω゜)



「は!?でって何だよでって!?ココは何だと!?許せない!(;`皿´)グヌヌとかじゃね!?」


とか七賢狼のフウガさんが何かぬかしてますが



「テメーらが弱かっただけだろ?」



その場を冷たい空気が支配した



「テメーらが弱いから負けた。負けたから搾取された。それだけだろ?違うか?」


「し、しかし、我々には加護も何も無く………」



「おい、グルー=ランデス。加護って何だ?ソレがあればどんな時も勝てるのか?」


加護さえあればと言うグルーのコメントをバッサリと斬り捨てる



「そ………それは……………」



「ま、ソレがお前らの決めた事なんだろ?アタシは何も言わないさ♪╮(´-ω-`)╭ヤレヤレ 夜が明けたらクリスカのトコに連れてくから、シッカリ寝とけよ!」




「はっ!」


いつの間にか意識が戻っていた狼達が一斉に平伏した




ガチでうぜー(;^ω^)



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ぼふ


あ~~色々めんどくせぇ~………


最長老、フェリルの家でベッドを借りている



「フォフォフォ♪流石に疲れたようぢゃの、ポメちょよ♪」


そんな事を言いながら、フェリルはベッドの縁に腰をおろした


そして


「………すまんの。ワシらも色々あったのぢゃ……ちゃんと話すのでのぉ………今暫く待っては貰えぬぢゃろうか?」


ベッドへうつ伏せの状態、フェリルとは逆の方向へ顔を向けているアタシ


「……無理にとは言わんのぢゃ。おヌシには関係の無い話ちゃ。忘れてたも………?」


ギシッとベッドが軋む音がした



フェリルが立ち上がり、ベッドが重さから解放された音だ


キィ……


ドアが開く。眠っている相手を気遣い、出来るだけ音がしないように優しく

「…………おやすみ♪」



ゆっくりとドアが閉まる


キィ……という音すら鳴らないように


ゆっくり……ゆっくり………



ドアがシッカリと閉まり、取っ手がそ~っと水平の位置へと戻った



……別に敵地じゃねーんだから、足音くらいさせてもイイんじゃね?(৹´꒳`৹)


そんな事を思う


ま、いっか♪


明日はクリスカのトコに連れて行かなきゃか………



とりあえず寝よう…………

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