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元魔王候補ポメちょは優しいけどキレると危険!  作者: 山下ケイト
1章 冒涜と暴食と潔白
12/22

不覚

「で。この落とし前はどーしてくれるのかな?」


「い、いえ、あのそのですね……カタ:( ;´꒳`;):カタ」



「どーしてくれるのかって聞いてるんだよ!!(╬⊙д⊙)」


「いえ、だから、そのですね……(; ˙ ꒳ ˙ ;)ゴニョゴニョ」



周辺にはグッタリと意識の無い狼族達がわらわらといる訳で…………



「だーかーらー!何言ってるか分かんねーんだよ!ハッキリ喋れオラー!(╬◣д◢)」



「いいいいいいいきなり襲いかかって!すいませんでしたー!!!!( ノ;_ _)ノ」


意識のある狼族達が一斉に頭を地面に擦りつける勢いで土下座した



土下座して謝られてる美少女は誰ですか?



そう♪ワタシことポメちょです♪


そりゃそうでしょう?ちゃんとお話しようと思ってるのに、いきなり襲いかかられたんですよ?


こんなに華奢な女の子に対して失礼ですよね(〃`・н・´〃)



しかも


男の人達がよってたかってイヂメようとしたんですよ!



そりゃー正当防衛が成立するワケですよ


てなわけで



ちょっと「オメーら調子乗ってんじゃねーぞ?華奢な女の子だからって舐めてんじゃねーぞ?何ならテメーら何匹か生きたまま首掻っ切って脚の付け根辺り斬って腹掻っ捌いて木にぶら下げてシッカリ血抜きしてから皮剝いで各部位に切り分けてから香草と塩に漬けてシッカリ臭み抜いてからコーラで煮込んでやろうか?」


的なオーラをちょっと出したらこの有り様ですよ╮(︶﹏︶")╭ヤレヤレ



で、今アタシの前で土下座してないのは7人


長老と呼ばれるだけあって、コイツらは屈服しなかったらしい



「………で、話とはなんだ?小娘。よもや我々がクリスカ様が生きているという話を信じたとでも思ったワケではあるまいな?」



……小娘?


「そうだな。この様な犬如きがクリスカ様に拝謁出来るはずもあるまいて」



………小娘?(●´ω`●)



「大方、どこぞの流れの者にでも聞いた話をしているのではないか?小娘じゃし」


…………小娘?(╬⊙_⊙)



「そーも限らんて。もしかしたら、クリスカ様のお告げでも見たのかもしれんぞ?小娘で犬だし」



……………小娘で犬?(╬⊙д⊙)


「いやいや!先程の圧力、只者ではあるまいて。クリスカ様に会っていてもおかしくはない」


……ちょっと( ///ㅿ/// )プシュー



「………だが、ただの犬の小娘ではないか」


……………びき(╬ ω )



「それにちっぱいだしな」



ドン!


ポメちょの身体から溢れ出る真っ黒な魔力


その魔力自体には圧力は一切ない


だが



「………テメーら…………まず誰から死にたいか言え………イイよ~……ジャンケンでもあみだくじでもガラガラ回すクジでもよぉ…………?あ、その後に死に方のクジも用意してやるからなぁ~………?あ!コッチはアタシのお手製ね♪まずは右玉潰しでしょ~♪左玉潰し~♪あと竿潰しに~♪あ!アナ○ドリルとかもイイかもねぇ~♪あとねあとね………」


「さーせんしたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!┏○ 」



全力で謝る七賢狼でした



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「それで?クリスカとずっと会えて無いってのはどういうことだ(。´・ω・)?」


パチパチと焚き火が爆ぜる


その焚き火をを中心に七賢狼と円を描くように座っている



すると、七賢狼の一人「フウガ=ランデス」が口を開いた


ちなみに、ランデスというのはココの種族の名前らしい


「………400年前、ポメちょと呼ばれた魔王がアステア様を殺した。それ以来、クリスカ様は我々に姿を見せていない………という話だ。」


「という話だ(。´・ω・)?何故にハッキリと言わないべさ(。´・ω・)?」


「うん、なんでちょっとどっかの方言が混じっているのか聞きたい所だが、そこは置いておこう。我々、七賢狼の中での最長老であるフェリル様でもお会いした事がないのだ」



キョロキョロと七賢狼を見廻すと


お!メッチャジジィのいた!

なんで長老って白髪、眉毛も白で目も眉毛で隠れてるかなぁ~?


見づらくね?


アタシが眉毛カットしてやろうかな?( ・ิω・ิ)


「フェリルさん。一度も会っていないというのは本当かな?」


と、白髪眉毛に目を向けて訊ねると



「ぽぽぽぽポメちょ殿!ワシはフェリル様ではなく、グルーと申しますじゃ!(・・;)戦闘では最弱なのです!」



え?最長老って言うからこのジジィかと思った


え~?他に長老っぽいのって誰だぁ~?キョロキョロ


見回していると



「すまんの、ポメちょ殿。妾が最長老のフェリル=ランデスぢゃ」


と言って名乗り出たのは黒髪に銀髪が混じっているが、ソレはピンッと立った耳の周辺に生えている銀髪と相まって実にカワチイ


服装は子供用のミニスカート式のヒラヒラの浴衣とでも言えばイイのだろうか?


黒地に紅い波の様な刺繍が施されている


「…………(*ơ ᎑ ơ )?」



「………?あの、ポメちょ殿?妾が最長老のフェリルなのぢゃが…………?(;^ω^)」



数秒、この場の時間が止まった後



(「 •ω•)「シュッ(_ •ω•)_バァン!


一同がポメちょのバァン!にΣ(,,ºΔº,,*)ビクッとなった


そして



「のぢゃロリキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!カワチイねぇ~カワチイねぇ~ヨシヨシ(*>ω<)ω<*)ぎゅ〜」



「ちょ………!コラ!ポメちょ殿!やめんか!妾はコレでも最長老にゃのであるぞ………っあ、ダメ!そこは………そんなとこ触っちゃ…………ダメなの………ぢゃぁ~~…………!」




と、全く話が進まないうえに身体のある一部が大変な事になっていて七賢狼の内の六賢狼は立ち上がれず、というか長老勢のクセにまだまだ元気なヤツらだな?という評価をポメちょから受けつつフウガ=ランデスは呟いた





「150のババァに萌えてしまった…………不覚」

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