第18話:3回戦ダイジェスト
第18話です。
3回戦はダイジェストになります。
短めです。
──スタジアムの占拠から、1日経過した。
スタジアムには再び、大勢の観客と生徒たちが集まっていた。
「……はぁ。何とか、今日までに用意が終わったな」
俺は現在、スタジアムの外で警備の仕事についている。
(……まさか、俺が警備をしていない時にスタジアムに不審者たちが侵入してくるとは思わなかったな)
「今日はさらに警備の仕事を頑張らないとな」
俺は、最終日ということもあってさらに気合をいれるのだった。
***
「──いきます!!!!」
「さあ、始まりました三回戦第一試合!!!三回戦は二試合。ここで勝てば決勝進出ということになります!!第一試合は2年Cクラス対3年Aクラスになります。ここまでAクラスを打倒するなど、前代未聞の快挙を達成した2年Cクラスか、それとも3年Aクラスかぁ!!」
次が決勝ということもあり、実況は大盛り上がりだ。
そして、歴代で一番、Cクラスが注目を浴びている。
「2年Cクラスの先鋒は、ここまで華麗な土属性魔法で観客を驚かせたセイレ=アビュースさん!!彼女には、私からも言わなければならないことがあります!!──ありがとうございました!!貴方の頑張りが、我々に勝利をもたらし、テロリストに打ち勝つことができたのです!!」
司会の女性がそう言うと、観客席からも声援が送られる。
今まで声援など、試合では知り合いからしか送ってもらったことがなかったため、セイレにとっては、初めての経験だった。
「……っ」
当の本人は少し恥ずかしそうに顔を赤らめるが、会場はさらに熱狂に包まれる。
「──それでは、3回戦第1試合、スタートです!!!!」
「【大地よ、この身に宿れ。大地の神よ、我に力を与えよ。我、ここに魔法発動を宣言する】『ロック・バレット』!!!」
「──ぐあ゛あ゛あ゛!?!?!?」
瞬殺だ。
セイレは、ついこの前まで発動まで時間がかかっていた『ロック・バレット』を、いとも簡単に発動する。
これは、スタジアム占拠の際に限界を超えて魔法を使ったことにより、リミッターがやや外れた結果なのだろう。
(……やった!)
心なしか、その表情は以前よりも明るくなっていた。
***
そして、続く次鋒戦。
アーロンは、相手の攻撃を待たずにすぐさま『ロック・プリズン』を放った。
そのまま勝負が決まるかと思われたが相手は3年Aクラスの生徒である。一筋縄ではいかない。『ロック・プリズン』を魔法で破壊し、そのままアーロンへと向かってくる。
しかし、アーロンはその合間にも新たな魔法『ロック・ショット』を使用し、その速度で相手を翻弄し、勝利を収めた。
また、中堅戦では、シンシアが2回戦で見せた『ファイア・ランサー』を再び使用し、相手を圧倒。2年Cクラスを勝利へと導いた。
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[三回戦結果]
第一試合 2年Cクラス対3年Aクラス 勝者:2年Cクラス
第二試合 4年Aクラス対Sクラス 勝者:Sクラス
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―第18話 完―
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