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SILF 法務局直轄特殊作戦部隊  作者: Dolenon
ブリッツクリーグ事件
5/6

ブリッツクリーグ4

「青壱、青弐。配置に付いたか?」

 伸也は無線で問いかける。

『青壱、配置についた』

 青壱こと橘愛花は、ぶっきらぼうに答える。

『青弐、狙撃地点到達』

 青弐こと滝島涼子は、淡々と答える。

「お前らの役割はいつもどおりの狙撃手と観測手だ。壱は目標を確認次第、俺の上げたARデータと照合し、狙撃手にリンクを頼む」

『了解』と愛花。

『承知しました』と涼子。

「赤壱、赤弐。そっちはどうだ?」

 再び無線で伸也は問いかける。

『赤壱、裏手に到達したわ。今日も私の銃が火を噴くよ』

 赤壱こと君島公子は、物騒なことを言いながら応答。

『赤弐、赤壱のそばにいます。公子、撃ち過ぎないでね。弾だってタダじゃないのだから』

 赤弐こと橘理恵は、律儀な態度で応答。

「お前らの役割は万が一に備えての突入班だ。人手がいるならSATから借りてくれ」

 理恵は「了解」と端的に答える。

「妖精、準備は?」

『妖精、銀行のLANに侵入完了。いつでもARデータを更新できるよお兄ちゃん』

 妖精こと藤崎美穂は、明るい声で答える。

「ああ、お前はいつもどおり俺達の目になってくれ。あと、可能なら立てこもってるアホのリストを作ってくれ」

『それなら用意してあるよ。今から転送するね』

 美穂は、そう言いながらタブレットを素早くタップして、伸也にデータを転送する。伸也のヘルメットに付けられた液晶モニターから、四人の男の写真が表示される。

「ありがとうな、青それに赤、奴らはすでに死刑宣告を受けた連中ばかりだ。遠慮はいらん。俺の合図と共に一斉にヤレ」

 伸也の言葉に対し各々が「Jawohl」と答える。

「じゃあ、仕事の時間だ。妖精、映像を」

『Jawohl。それじゃあ送るよ』

 美穂は再びタブレットを操作する。伸也は、タブレットを操作して、地図アプリケーションから四ヶ所に丸をつける。

「今ARに転送する。合図はいつもどおり」

 その言葉と共に伸也はゆったりとした感じで銀行の入り口へと向かう。

今回は配置のみでスマンカッタ。次回こそ発砲します。

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