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SILF 法務局直轄特殊作戦部隊  作者: Dolenon
終わりの前に
1/6

エピローグプロローグ

数年前の爆破事件で廃墟となったキリスト教の教会。一脚のボロボロになったベンチに福本伸也は腰掛けていた。屋根の隙間から月の光が差し込み、あたり一面を淡く照らし出す。伸也の手にはグロックが握られていた。

「遅かったな」

突然、伸也は口を開く。

「これでも急いで来たのよ」

女の声が伸也の耳に入る。

「嫌な運命だな。そう思わないか、さつき」

さつきと呼ばれた女はクスクスと笑いながらデザートイーグルの銃口を伸也に向ける。

「仕方ないわよ。あの日から私たちは分かれたようなものだからね。伸也兄さん」

女は伸也の事を兄と呼ぶ。

「そうだな。だからここでケリをつける。最初で最後の兄妹喧嘩だ。どちらが死んでも恨みっこなしだ。俺は俺の正義を、お前はお前の正義を」

伸也も手にしていたグロックの銃口をさつきに向ける。静寂が空間を支配する。

「最期に一つだけいいかな?」

「なんだ?」

最期の会話、そして響き渡る銃声。

全ては三ヶ月前にさかのぼる……。

完全に自己満足で正直スマンカッタ。

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