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夢から醒めたら

作者: Point9UP
掲載日:2026/03/14

この世界は、『廃墟』である。

全ては流されるままに動き、この先も止まることはないだろう。

私の意思はあってないようなものだ。

時は進み、塵となり、やがて全ては無くなるだろう。


私には何も無い。

手足も、目も、感覚も、何も。

こうなるとまいってくる。

自分の区切りが付かなくなるし、何が本当なのか分からなくなる。

どこまでが自分でどこからが他人か、考えたことはあるだろうか。

他人と手を繋いでいても、私は私だ。

『自分』という輪郭があるからこそ、私は生きていた。

意識の中で生きるというのは辛いことだ。

何も見えないし、何も分からない。楽しみもないし、自由もない。

今はいつだろうか。

そろそろ、終わるだろうか。


死んだ後はこんな感じなんだろうか。

この状態が永遠に続くのだろうか。

この夢から醒めたらどうなるのだろうか。

全てが分からない。

でも、全てを作るのは私だ。

当たり前や常識なんてものは無い世界で、全てを定義するのは私だ。


急に眩しくなってきた。

とてつもない光の強さ。正直耐えられない。

しかし、不思議と心地よかった。

夢から醒めたのだ。

全ては決まってしまった。

痛みはない。全ては完全に回復した。

終わりは、私の手で決められるのだろうか。

始まりは、私の手で決めたのだろうか。

これから私は、世界について流されるままに生きるのだろう。

とても気分がいい朝だった。

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