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獣人転生  作者: 雪
序章 獣人転生
3/12

2話 女神の声は何属性?

リーナさんに着いて礼拝堂に入る。


「ここが礼拝堂です」


前世でやっていたRPGの教会のような感じで、木でできた長椅子が二列。一列に5個ずつ並んでいる。


正面には長い髪をした1.5mぐらいのギリシャ神話みたいな衣装の美しい女性の石像が、少し高い位置に設置されていた。


「あの正面にある像が女神メルティス様です。女神様は、このオルビス世界を創られた創造神の娘神と言われています。

人種や獣人種などの亜人種を創られた生命の女神様で、今はわたし達の魂を管理していると言われています。」


この世界はオルビスっていうのか。

獣人を創った…魂の管理…なんだか異世界転生とかできそうだなあ…


「生まれて初めて礼拝堂という場所に入ったんですけど、落ち着く感じがしますね」


「あ、実はわたしも昨日から不思議な感覚があるの。もしかしたら女神様が見てらっしゃるのかも!」

リーナさんが目を輝かせている。


「じゃあ、さっそくお祈りをしましょう。目を閉じて像に向かって気持ちを込めるだけで大丈夫。」


言われた通り目を閉じる。

とりあえず死にそうな所を転生できた奇跡に感謝をしてみる。


その時、閉じているにも関わらず視界が白く染まり出し、声が響いた。


⦅来たか!⦆


聞き覚えのある声が響き、おれの意識は引っ張られていった。



ーーーーーー



⦅もう目を開けて大丈夫じゃぞ⦆


まぶしさが落ち着いてきて、優しい声が響いておれは言われるがまま目を開けた。


どこまで続いているのかも分からない白い空間。

そこに礼拝堂の女神像によく似た女の子が立っていた。

ただ石像よりもっと幼い。


また異世界!

しかも目の前の少女って…


⦅済まんかった〜!⦆


いきなり少女に謝られる。

「あの、もしかして女神様ですか?ここはいったい?」


⦅うむ…そうじゃ。我は女神メルティスという。ここは天界。お主に謝る事があって魂だけ呼び出しておる。⦆


本物の女神様!天界!声が頭に直接響く!


⦅ずいぶんテンションが高いの〜。怒っておらんのか?⦆


「死んだと思ったら女神様に異世界ですから…」


それにしてもテンションが上がったとすぐバレた?もしかして心の声が聞こえてる?


⦅うむ。聞こえておる。あの事故の時の悪口も聞こえておった。⦆


事故の時の悪口?…あっ!

「あれは咄嗟の事で、本気では…」


⦅分かっておる。驚いただけで怒ってはおらん。⦆


ふぅ。心の広い神様でよかった。

⦅本心は聞こえておるから、お世辞は意味ないぞ?⦆


うっ、じゃあさっそく。

「女神さま、おれに何を謝るために呼んだんですかか?」


⦅実は...お主は我が声をかけなければ助かっていたと思うのじゃ...⦆


!?


⦅我は創造神様と違って運命までは読めぬ。

しかし、あの時おぬしの魂は死に抗って強く輝いておった。

我はそれを眺めていたのじゃが、おぬしが突然悪口を言い始めてついツッコんでしまっての…

我の癒しの声で魂が落ち着いて、死に抗う力を失い、おぬしはそのまま逝ってしまったのじゃ….済まなかった!⦆


「分かりました。不可抗力なんですよね?なら仕方ありません。」


まさか女神の声が死神の声になるとは…


⦅おぬし、なかなか言うのお。この声はあらゆる苦痛を和らげる癒しの声なんじゃぞ?

今お主が衝撃的な事実に落ち着いていられるのも、この声の効果もあるんじゃぞ?⦆


確かに自分の死の原因を知っても冷静でいられるな。

悪い事しても相手が怒らない声とか、ちょっとずるい。


⦅ずるくなどないわ!この声のおかげで多くの者達が心安らかに逝っているのじゃ!⦆

胸を張る女神。


使い方は完全に死神だった。

反応などいただけたら幸いです。


誤字脱字、気になる点も遠慮なくどうぞ

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