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獣人転生 犬獣人は癒しの女神を癒せるか?  作者: 雪
一章 タカンの街

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21話 女神様

教会にやって来た。

庭で掃除していたメンバーに声をかけておく。

「お前、動けるメンバーを礼拝堂へ集めてくれ。おれから大事な話がある。」

「はっ!」


リーナさんの元へ来た。

「カギルさんとの話し合いは終わったの?」

「はい。白の群狼はカギルをリーダー代行にして、任せることにしました。」

「白のままなのね?ならうちに居てもいいわ。…ユウキ君なら群狼を変えられると思ってたわ。」


「僕が変えなくても、変わってたかも知らないですけどね。それとこれは感謝の気持ちです。皆さんで食べてください。」

おれが採った角ウサギのお肉の燻製を渡す。

「そんなのいいのに!狼さん達のおかげで色々助かってるんだから!」

「それでもです。僕は2度も命を救われてますから。」

「…分かったわ。ありがとう。無茶しちゃダメよ?」

「えーと…なるべく…そうします…」


礼拝堂にやって来た。

数人の群狼の視線が集まるが、まだメンバーは集まってない。

「ちょっと女神様に祈るから、話はその後だ。」

「「了解しました!」」


おれは目を瞑って祈った。



ーーーーーー

白い空間に、癒しの女神メルティス様がいる。


どうやら神託ではなく、天界に招かれたようだ

「お久しぶりです。女神様。」

《よく来た!今回は思ったより早かったのじゃ。》

そう言って、メルティス様が近づいて来た。

《頑張っておるのう〜》

ナデナデ

おれの頭を撫でてくる。

《うむ!やはり素晴らしい撫で心地!》

やっぱりそれが目的か!


《それだけではないわ!ちゃんと(いたわ)っておる!》

本当かなあ?

まあ信じるか。

《うむ。われを信じよ!》


「はぁ。あ、女神様、転生先の地をタカンにしてくれてありがとうございました。」

タカンが獣人にとって、いかに恵まれた土地なのかよく分かった。


《気にするでない。元はと言えば、われの失態じゃからな》

その失態だって、本当に女神様の声が無ければ生き残れたのか、確かじゃないんだ。

やっぱり感謝したい。


《それで、なぜ獣人に転生させたのか知りたかったのじゃな?》

「はい。お願いします。」


《まずは神の役割から話すのじゃ》


メルティス様が語ってくれる。


メルティス様のような、創造神以外の神達の役割。

それは、創造神が創り出した世界の魂の輪廻を管理する事だと言う。

《われの担当はオルビスと地球じゃな。》


創造神は、世界の生き物に自由に生きる権利を与えていると言う。

つまり、神のような世界の外部からの干渉は基本的に認めていない。

《死が確定している者になら、声をかけて苦しまずに逝かしていいのだがな。》

おれは確定してなかったからアウトになる。


メルティス様は、長らくオルビスのみを管理していたが、今回地球も管理する事になった。

それが、丁度おれが事故に遭ったタイミング。

メルティス様は新しく管理する事になった地球を観察していて、たまたま死にかけのおれに目がとまった。


《なかなか綺麗に輝いておったからの〜》

「ありがとうございます。」


死にかけのおれにトドメを刺しそうになったので、慌ててスキルを与えて助けようとした。

()()()()()()()()

《それが不味かったのじゃ。地球にはスキルというものがない。われはお主の魂にスキルを与えた。この時点でお主の魂は地球で輪廻転生出来なくなってしまったのじゃ》

そっか、それでオルビスの世界に転生させたのか…

《輪廻から外れた魂は創造神様へ送る。輪廻から外させたのが、われのミスだとバレたら怒られてしまうからじゃ。》


そっちかい!


《しかし!種の存続が危ぶまれる時には、守るためにある程度神の力を行使してよいのじゃ。創造神様には、オルビスの世界を救うためにお主を送ったと説明すれば良いのじゃ。》

「え?と言う事は…今オルビスの世界には存続が危うい種があるんですか?」

《そうじゃ…というよりオルビスの世界は限界を迎えておる。》

「ええ!」

《じゃから、われは地球を貰ったのじゃ。》


メルティス様は、かなり頑張ってオルビスを長生きさせていたらしい。

オルビスが限界を迎えつつあるので、それまでの功績で地球を与えられたとか。


《限界とは言え、少なくともお主は十分に天寿をまっとう出来るぞ。それに犬獣人に転生させたからの。お主が望めば戦いとは無縁の生活も送れるはずじゃ。》

「犬獣人を選んだのは、そういう理由だったんですか…」

《うむ。エルフ族とも迷ったが、エルフ族は長生きじゃからの。下手すると終末に巻き込まれるのじゃ。》

なるほど…個人的にはエルフ転生も面白そうだけどな。


「おれは何もしなくても大丈夫なんですか?」

《世界は大丈夫ではない。しかしお主1人の力でどうにかなるものではない。これは全種族の問題なのじゃ…それに、終末の時にはわれが全世界に声を届けて、皆を安らかに逝かすつもりじゃ。あまり気にするでない。》


「全種族…それってどういう問題なんですか?」

《知りたいか?…別に構わんが…最強の勇者 バハルの話は知っておるか?》

反応などいただけたら幸いです。

誤字脱字、気になる点も遠慮なくどうぞ。

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