プロローグ
「起きましたか?気分はいかがですか?」
「もう大丈夫だと思います…」
仕事中、根を詰めて倒れてしまったらしい。
同僚が救急車を呼んでくれたらしいので、お詫びに何か買おう。
点滴と病院食で体調も回復した。
はやく復帰しないと!
学生時代から体が弱く休みがちだったせいでなかなか就職先も見つからず、飛びついた工場勤務だったが思ったよりきつい。
お詫びの品を探してフラフラ歩いていた時
「ちょっと、あんたッ!! まだ赤ッ!!」
ズンッ
横から強い衝撃を受けて、視界が回転した。
痛っ!!
痛みで勝手に涙が出てくる。
通行人の悲鳴は聞こえてくるが、血だらけなせいか、誰も助けに来てくれない。
次第に痛みの代わりにダルさが襲ってくる。
あ、これは本当にやばいかも。
まだ25だぞ、こんなとこで死んでられるか!
意識が遠のき、周りの音も聞こえなくなって来る
必死で意識をつなぎとめようと、破れかぶれで心の中で神様に罵詈雑言を浴びせ続けていた時…
バカバカ!神様のバカ!おたんこなす!
⦅言いすぎじゃろ!!⦆
(?!)
突然頭の中に女性の声が響いた。のじゃっ娘だ…
びっくりした拍子に、気が抜け一気に意識が遠のいて行く。
(ここまでか...)
⦅え、嘘?待て待てもっと頑張れ!やれば出来る!根性出せ!…これ、われのせい⁈それはマズイのじゃ!
あわわわ…えーっ傷を消して、頑丈な身体! 血液も追加!!...ってこれじゃ人外になっちゃう!!⦆
なんだか頭の中がうるさいが、なんだか癒される声で聞けば聞くほど心が穏やかになって行く。
⦅待つのじゃーーー!このまま天界に送ったら絶対怒られるのじゃーーー!⦆
こうしておれの人生はいったん幕を閉じた。
はじめての作品です。楽しい作品にしていけるよう頑張ります。
誤字脱字、気になる点など、遠慮なくお申し付けください。




