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私の初恋は終わった…はずですが?  作者: あかさたなっちゃん


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7/11

7 女子会

しばらく朝の7時の更新にしようと思います。

実家にいる間に、領地の今後の事業について、跡継ぎ変更の手続き等、色々とやる事が多く、あっと言う間に冬休みが過ぎていった。


家族との穏やかな時間で、だいぶ私の心も身体も癒された。


そんな折に、サーヤから手紙が届いた。

王都に帰る途中でいいから、冬休み中に1度伯爵家に遊びに来て欲しい、という内容だった。


両親とも話し合って、卒業後には伯爵家に住み込みでお世話になることにした。私からも父からも伯爵家へ手紙で返事は送ってあるが、改めてまた挨拶をって思っていたとこだった。


予定より1日予定を繰り上げて、伯爵家に行くと手紙を送る。


「姉さま、もう帰っちゃうの?」

「ごめんね、ロバート。元気にいるのよ!お父様とお母様のことよろしくね」

「うん。僕、いっぱい勉強して、立派な領主になる!!そしたら姉さまも安心して帰ってこれるでしょ?」

「ええ、そうね。ロバート……」

ギュッっとロバートを抱きしめる。


ロバートには婚約解消の詳細は話せなかったが、察しがいい子だ。自分が跡継ぎになるって話があってからは、思うことがあるのだろう…私から離れまいと、いつも以上に甘えん坊になった。


卒業後には帰って来るはずだったの姉は、家に帰らない選択をしたのだから、申し訳ないと思う。


それに無邪気に懐いてくる弟は、可愛い。


サーヤにとってのルート様も、こんな感じにきっと可愛いんだろうな〜って思う。あそこも姉弟も仲良しだもの。うちも負けてないけどね!


「マリン、気を付けてね。行ってらっしゃい」

「伯爵家の皆さんにも宜しく伝えてくれ」

「はい。わかりました……それでは、いってきます」


私は家族に見送られ、伯爵家へと向かった。




☆☆☆☆☆




「いっしゃい!マリン!久しぶりね。元気にしてた?」

「サーヤ!!元気よ。サーヤも元気?」

私達はキャっキャっと手を取り合って、再会を喜んだ。


「…僕も居るんだけどなぁ〜」


「あっ!ルート様も!! 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」


「今年もよろしくお願いします。マリン嬢も元気そうで良かった」


ホッとした様子で優しく微笑むルート様も、きっと心配してくれていたのだろう。サーヤもルート様も2人とも優しい…。


「さぁ!さぁ〜!私の部屋へ行きましょう!」

サーヤが自分の部屋へと、私の腕をとって移動を開始する。


「えっ!?なんで姉さんの部屋に?温室じゃないの?」


「ふふっ。今日は女同士の話があるから〜。貴方は入っちゃダメよ」


「ええええっ!!そんな〜…!!せっかくマリン嬢が家に来てるのに?!そんなことってある??」


「はいはい、男子は立ち入り禁止だから〜」


そう言ってルート様の目の前で、サーヤはバタンと部屋の入口のドアを閉めた。


そう言えば、サーヤの部屋に入るのは初めてかも……。

部屋はアースカラーで統一されていて、落ち着いた雰囲気がサーヤらしいなって思う。


「こっちに座って」

「ありがとう」

サーヤも対面に座ると、前のめりなって聞いてきた。

「で? どうだった??」


「えっ?どうって…?家族は元気だったわよ」


「~~ん! もう! そうじゃなくって! 本よ!読んだ!??」


「あっ!ほ、本ね!読んだわ。今は2巻の途中よ」


「うふふっ。読んだのね。 で?どうだった?感想は?」


「とっても面白くてドキドキするわ。サーヤありがとう」


「でしょ〜!いいわよね!マリンは誰推し?」


「えっ? だ、誰推しっ!?え?なにそれ…?」


「もうっ!!誰が1番好みかって話よ!」


「好みかぁ〜……ん〜」


「私は断然、魔道士のラルク様よ!知的でクールなんだけど、聖女の前だけ笑顔を見せるっていうギャップ!!」


「サーヤは魔道士様が好きなの?……確かに、婚約者のカルビン様も宰相室の補佐をされてて、知的な感じだものね」


「マリンは?」


「ん〜…最初は王子様が素敵だなぁって思っていたんだけど、今は王子様と親友のお医者さんの人かなぁ…」


「あの医者の人っ?!! 妹の魔王とも仲良くしてて、どっちつかずの人じゃないっ!!何処がいいのよ〜!?」


「どっちつかずって…。彼は聖女も魔王も関係なく、医者として誰でも診る信念がある人よ」


「う~~ん。確かに…そう言われれば、そうね〜」


「誰に何て言われても、自分に誇りをもってる姿が素敵だと思ったの」


グッと拳を作って、語っていたら、サーヤがニヤニヤし始めた。


「うふふふふ。マリン、いい顔してる。私、マリンと本の感想を言いながら、女子会トークするの楽しみにしてたのよ。出来て本当に嬉しいわっ!」


「サーヤったら!うふふ、私も楽しいっ!本当にありがとう」


「まだまだ本の続きがあるから、今度また貸すわね。最新巻は17巻まで出てるのよ!」


「サーヤ~~!!ありがと〜〜!!」


サーヤとの楽しい時間はあっという間だった。

伯爵夫妻にも挨拶をして、ルート様にも見送られながら、私は一足先に寮へと戻った。サーヤは明日戻るらしい。




☆☆☆☆☆



「ねえさん!酷いじゃないかっ!マリン嬢を独占するなんて!!」


「あら〜!酷いだなんて、そんなこと言っていいのかしら〜。折角、マリンの理想の男性の好みを聞いたのに〜残念だわ~~」


「えっ!!何それ?!! マリン嬢の!?」


「うふふふ。どうしようかしらね〜」


「麗しきお姉様!!スミマセンでしたっ!!!」


ルートはスライディング土下座をする勢いで、速攻謝った。

お読み頂きありがとうございます。

もし良かったら、☆で評価して頂けると嬉しいです。


別作品ですが、3月6日に『私達、裏庭だけの関係なのに』がコミカライズ発売予約です。

そちらも読んで貰えると嬉しいです。

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