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二話

私へのスキル授与が終わりクラスメイトにも次々とスキルが与えられた。

 中鳥と遊田もスキルが与えられたが、なかなかに凄まじいスキルを貰ったようだ。


 名前:中鳥

 性別:男

 Lv:1/1000

 加護:無限MP

 スキル:鎢の巨壁(おいのきょへき)(タングステンの壁)


 名前:遊田

 性別:男

 Lv:1/1000

 加護:神速

 スキル:絶対回避(連続使用可能)


簡単に言うと中鳥がタンクで遊田がアタッカーだ。

いいパーティーが組めそうね(^^ )

そんなことを考えていると全員への授与が終わったらしくルーナが語り出した。

「お待たせしてしまい申し訳ありません。全員への授与が終わりました。これよりあなた達を帝国アイラン・サイラルに送り出します。この世界であなた達は数多の困難に出会うでしょう。中には心を病むものもいれば異世界だからといって調子に乗り暴れたり裏切ったり。そんな人が出てくることもあれば最悪あなたたちの中で人死が出る可能性もあります。ですが私はあなた達をここからずっと見守ります。あなたたちの誰かが心の底から助けを求めれば必ず救済の鍵を与えます。だから安心して、でも助け合って共に困難を乗り越えてくださいね。」ルーナはそう言ってはにかみ指を鳴らした。

すると私たちの足元に教室で見た時と同じ魔法陣が浮かび上がりまた視界が暗転した。

最後に聞こえたのは何やら慌てた様子で私を呼ぶ声だった(そんな大声出されてもなぁ…もう、うご、け…)。

果たして新天地でも上手くやって行けるだろうか?


ここで俺の意識は途絶えた。





視界が安定してきた。2回目だから混乱はない。そういやなんでルーナ様あんな慌ててたんだ?とか考えつつ周囲を見渡すとそこははるか上に見える鉄でできた天井、見たことない物質で作られた壁に飛行機の窓より何倍も分厚いのに綺麗に透けてる巨大な窓、部屋の形は円形で真ん中には床より5mほど高い位置にある祭壇。その上に私たちはいるようだ。そう考えていると中鳥、遊田がやってきて一安心した。


ヒュオー


ん?なんか風の音が

すると下からいかにも偉そうな魔法使いが現れ、語り始めた。

「急な召喚で本当に申し訳ない。本当に急だが2年後に訪れる五千年に一度の大天災から我らが帝国アイラン・サイラルを、いやこの世界を救って欲しい!」

そうして頭を下げた。

「いやいやそんなに頭を下げないでください。急な出来事の連続で驚いているしちょっと言いたいことはあるけれど私たちは運命を受けいれますから」

とクラスメイトの北村さんが慌てながら止めた。


いかにもな見た目をしている彼は名を

「フェリックス・アンドラス」と言うそうだ。

「そ、そうですか。とはいえ本当に申し訳ないことをした。あなたたちにはこれから先何度も困難にぶつかることになると思いますがそれでもと言うならお願いします。」

「「「「「「「「とうに覚悟は決まっていますから。よろしくお願いします」」」」」」」」

そう声を揃えて返した。

見事にハモったなー。


━━━━━━━━

要点をまとめるとこうだ。

・この世界はラルジュという名前である

・この世界には4つの大陸があり順番に機械王国メガラがある「ミカニ」周囲が林に囲まれたモダ合衆国のある「ボスケット」地下にはアリの巣の様に入り組んだ地下都市アンデカルドのある「アーマイゼ」五千年に一度の大天災の際滅びぼされた「ドンバスカ」

・五千年に一度の大天災では古龍数千体の軍勢が無作為に襲い全てを破壊して去っていくそう。理由は分からないんだとか

・そして私は今回の転移の中で1番強い人間だと見抜かれているようだ。


ふむ。つまりは、ルーナの言う通り本当にとんでもない世界に来てしまったようである。

それで、私が最強と見抜くとはなかなかだねぇ。

えへへ。


そんなことを考えているとフェリックスさんは魔法でも使ったのか大量の装備品を持ってきた。

種類はアタッカー用の装備、魔法使い用の装備、タンク用の装備である。

その光景に少し驚いていると「警戒はいりませんよ、ただこの国が持ちうる最強の装備を揃えましたので差し上げたいのです。」

と言い、クラスメイト達は各々装備を付け始めた。

と、ここで疑問が浮かんだ。あれ?私の装備は?いつまでノーパンでいろと?

と思ったので問うてみるとどうやら私の装備しているものを超えるものは

帝国アイラン・サイラルにはないらしい。

えーダメでしょ。


ちなみに下着もないらしい。

やばいって。


そうして説明を受けたりステータスを確認し合ったりで時は過ぎていった。



各々が話し合ったりちょっとした質問にフェリックスさんが答えてる間私はふと窓の方に目を向けた。しかし既に日は沈んでおり、景色の代わりに自分の姿が写った。

髪は薄紫でロングヘア

肌は真っ白でツルツル

背は低く元の身長から20センチも縮んだ142cm。

上はチューブトップだが、ツルペタなので引っかからず常に見えそうな危ない位置で止まっている。

下はピンクのミニスカートで下着は無い。心做しか周囲の男子から暑い視線を感じるが、それを遥かに上回る暑い視線を女子達は送ってきているようだ。

それは何故か。理由はひとつ。何故か加護として与えられていた中に常時発動の誘惑があるからだ。しかも同性に対して強く発揮するという厄介なスキルのため女子の方が距離も近い。

と視線を感じ取っていると右から1人の女子がやってきた。彼女は「アイリス」。私たちが通っていた学校に転校して来た時、ほかのクラスメイトが英語を話せないために彼女たちと関わることを躊躇っていたところを自ら話に行って友達になり、毎日のように会話する仲なのだが誘惑のせいか妙に顔が火照っているしどことなく距離が近い。

しかし違和感を感じるな誘惑されてるにしても息が荒すぎる。とはいえ誘惑skillのオンオフの方法を知らないのでどうしようもない。

「ど、どうしたの?やっぱこの見た目といい格好と言い気になるよね…ヘヘ」

「その通りよ、そんなの何かしらのスキルが発動してなくても気になるじゃない。正直いって性癖ド直球なのよ!」

反応しずらい


そんな突然の告白があったが時間も遅い事なのでフェリックスさんの先導で豪勢な夕食を頂き男女別の部屋で寝ることになった。

私はもちろん女子部屋。

当然と言えば当然だけどつい数時間前まで男だったのだよ。なのにいきなり女子になってしかも服装はチューブトップとノーパンミニスカ固定。正直ずっとムラムラしているんだよね。男子たちや女子たちから見られるだけで視姦と勘違いしそうになる。でも女の子がどうやって致しているか分からないわけだ。どうする?だからといって性癖ド直球だと言っていたアイリスに聞くか?

いやいやいや!無理だって!おめ、想像してみろよその状況をよ!つい数時間前まで男子だったクラスメイトがムラムラして辛いから教えてなんて女子に聞くなんてどんなえろシチュだよ。…いいかもしれない。なんて考えは4割ぐらいあるけど躊躇うよそりゃ。とか考えて顔を赤くしてたら暗闇の中にも関わらず勘づいたのかアイリスが這いつくばってやってきた。それも私の上にかかっている布団の下からだ。そして右手にはなにか怪しげな棒を持ってらっしゃる。んーこれはあれだな?えろシチュだな?私が少し望んでるえろシチュだな?ででででも、ここここんなのいきなり起きても緊張しちゃうよ!ままま待って一旦深呼吸して…。「スーハー」

「なんで息荒いの?あ〜わかっちゃった。今女の子になってしかもずっとエッチな格好してたからムラムラしてるんでしょ。でもやり方がわからないから助けてーって顔してるよ。ほら、教えてあげるから私にもやって。」ブイーン ブブブブブ

そう言って下着をつけてない私の股に振動する何かを当てようとしてきた。が、何故か手を止めた。

「ごめん、かわいてたら痛いだろうから湿らさなきゃ、失礼しまーす♡」

あろうことか舌で舐め始めた。

「ン"ン"ンンッッッッッッッ//」

なにこれ♡気持ちよすぎだろ!!男の頃よりめちゃくちゃ気持ちいいぃぃ!

トロトロ

次第に濡れ始めた。そして少しずつ股にある未開放の門が開き始めさらなる快感を求め震え始めた。

それ以降何があったかは覚えていないが目を覚まして起き上がるとスカートが脱がされて枕元に置かれておりその上には昨日振動を発していた棒が置かれていた。溜まったらこれで、ということだろう。

それはさておきスッキリしたおかげで清々しい朝を迎えられたよ。空は晴れており窓の外には広大な街が見える。今日は街に向かうのだろうか?楽しみだ。




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