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実話を題材にして小説を書くときに

作者: なんとなく

自分の場合はよくこうしています、というだけの文章ですが、実際にあった出来事、実体験を元に小説を書く場合の話です。


実話をフィクションにするには、というところで、自分の場合はよく性別を入れ替えます。

仮に、自分の性別が女性だとします。

当然のことながら自分視点(女性視点)で生活し、周りの状況を見て、考え事をしています。

出来事を作品にする場合には、主人公を男性にします。

そうすることで、現実ではない創作の物語になります。

自分は実際にはこう考えていたけれど、もし男性だったならどう考えるか、男性だったならどう喋るか。

「もし」や「だったなら」という仮定、想像を盛り込んでいくことで、やや深刻な実話から軽快な作話になることも。


また、主役(視点、語り)を入れ替えたりもします。

実際のエピソードが親子でのお出掛けだったとして、仮に自分が親の立場だとした場合に、当然のことながら自分視点(親視点)で周りの状況を見て、考え事をしています。

そこから作品を書く際には、子の視点にしてみます。

子からは親(自分)がどんな風に見えただろうかと想像したりします。

親視点から子視点にするだけでも、視点となる人物の年齢が大きく変わり、思考の複雑さや考える内容、喋り方や体格を変化させる必要が出てくるので、とてもフィクションにしやすいです。


例えば、配偶者の浮気を思い浮かべた出来事がありました。

そのエピソードには最後に「あ、そういうことだったんだ!」というオチがありました。

事実そのままを書いてもノンフィクションとして普通に読める作品が出来上がると思います。

ですが、実際の出来事をそのまま書くのはなかなかに気恥ずかしいものです。

事実を事実ではなく、嘘にしていく。

大事な、話の核となる部分や筋道は残しつつ、その周辺を可能な限り嘘に塗り替えていく。

そうすることで事実は事実ではなくなり、出来上がるものはフィクションの小説になるかなぁと。


また、話の舞台をリアルから異世界に変化させれば異世界小説にも……という遣り方も可能だとは思いますが、自分にはなかなか書けません。

思考、世間の常識、生活様式、あらゆる面がリアルと異なりますので、書くにあたってはかなりの技術が必要だと感じます。


性別の逆転、主役の入れ替え、当たり前に作者様方は皆様なさっていることかもしれませんが、ふと書きたくなったので書いてみました。

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― 新着の感想 ―
[一言] なるほど! とても参考になります! 私もいつかやってみます!
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