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第六話 次なる一歩

第六話 次なる一歩


  「おめぇ、そこまで綾音のことを信じているか?」

  ゲイセンの前で、真坂は耐えらずに僕に質問した。

  「まさか、さっきはもうルーティアに警告した、綾音に情報を漏らすなって」

  「これだけじゃダメだろう!何があったら俺には関係ねぇよ!」

  「お前は軍師だよな!こういう時には僕にアドバイスをしてくれよ!」

  「少なくとも俺は昨日戦ったばかりの人には大切な切り札を預けねぇよ、でもこの状況では、俺たちは動けねぇよ、今は、俺たちはルーティアのことを大事にしねぇってことを伝えよう、まあ、今は綾音にもこの機に乗って、ルーティアを攫うわけがねぇから、しばらくは安心だぜ」

  「お前も綾音を信じているか?」

  「馬鹿野郎!信じるわけねぇだろう!」

  「じゃなぜそこまで綾音がルーティアを攫わないと肯定するのか?」

  「頭使えよ!おめぇは初めて見た人を攫う馬鹿か?」

  「でもあの初めて見た人は姫様かもしれないよ」

  「とにかく、綾音は俺たちのクラスメートだ、これだけで十分だ、彼女はルーティアに手を出すことはねぇよ」

  「…つまりこの世界の身元と言うものか?」

「そうだ、つまり最近にはルーティアには安全だ。今は現在の状況をもう一度確認だ」

  「まだ何が確認したいのか?」

  「バカ、ルーティアがこっちに来る前の起きことについては、何が気になるのか?ここでおめぇがちょっとしたテストをするぜ」

  「…」

  確かに、ルーティアと親父はワイルドウルフ(まだ確定できない)を追いかけ、何とか逃げ切れて、こっちの世界に来たってことだな、気になることは、確か…

  「ワイルドウルフの次なる行動、破界門はかいもんのこと、それと、オートラ大陸の現状かな」

  「まあ、60点だな、合格だ」

  「何よ、まだ何が不足か?」

  「俺の話を聞けばわかるはずだぜ、まずはワイルドウルフを放っておく、あれはもう俺たちは関係ねぇよ、むしろ師匠の方が関係あるんだぜ、でも、師匠ならばきっと大丈夫」

  「つまり、ワイルドウルフが親父を追い続け、何かの手掛かりを探すのか?」

  「そう、そして次、破界門のこと、瀬人、オートラ大陸からこっちに来る手段は分かるか?」

  「もちろんだ、三つの国一つずつの通界門とおかいもんを利用し、この世界にくる、その行為は、記録されるが、三つの国には、他の国の通界門の使用記録は一切知らない。でも、通界門はこっちの世界に来るの唯一の手段だと聞いていたが、破界門って何?あれを利用してこっちに来られるのか?」

  「この点について、後で説明する、今はどこかで座って話そうぜ、喉が渇いたぜ」

  「あそこの自販機の傍で座ろう、ジュースは僕がおごってやる、何が飲みたい?」

  「それはサンキュー、コーラでいい」

  そして僕たちは自販機でジュースを買って、あそこの腰掛けで座った、真坂が話を続けた。

  「じゃ話を続けるぞ。破界門は、オスランで秘密に作られたものだ、目的は通界門を使わずにこっちの世界に来られるためだ」

  「そんなもの、聞いてないよ」

  「当たり前だろう、もともとそれは試作品、そして極密の移動手段だ、だから、使う時には何が起こるか誰にもわかんねぇよ、でも師匠はこれを使った、それは状況がとても緊急の証明だ、それは、相手は本物のワイルドウルフの可能性が高くなっちまったな」

  「人数が合わないのはやはり他所で誰かが牽制されて、もしくは成功の後、逃げるために準備をするか?」

  「まあ、どうかな、こっちには関係ねぇよ、とにかく俺は、師匠がこっそり破界門を使うことを考えた、ならば、突然目標が姿を消えたら、あいつらが次はどうするか?」

  「…続けて親父を追って、姫の居場所を吐き出させる」

  「正解、つまり今、師匠は俺たちに時間が稼ぐってことだ、だからしばらくこっちが安全だ」

  「なるほど、でも、姫が消えたの次の日で、僕の家がいきなり女の子が来るには、おかしくない?」

  「それはもちろんだ、でも、そこで師匠はきっと考え付いて、そしてもう通界門で何かの仕掛けを用意したはずだ」

  「他の国に疑わないように…か、確かに通界門で敵の手先がいっても、目で確認しかないから、先に用意したら、上手くいけるはずが、それでもこの世界で、ルーティアが本当に僕の従妹かどうかを確認したいやつがいれば、ルーティアを攫えばどうする?」

  「それはありえねぇんだぜ、もしルーティアを攫えば、警察に通告すれば、この世界の警察が出る、そして裏に魔刑事にも出る、たとえオートラに逃げても、どちらの通界門に記録に残る、あの時に師匠を連絡し、大陸連合指名手配を出せば、全大陸には逃げ場はねぇだろう、だからそんなリスク高い行為をするわけねぇんだよ」

  「そうか、じゃこのままでいいってこと?」

  「まずはこのままでいい、後はどうなるか分かんねぇな」

  「後って、どのくらいかな?」

  「二ヶ月後の双界そうかい会議が始まったら、こっちは忙しくなるんだぜ」

  「確かに、やばいよ、死ぬほどやばいよ」

  今は九月、二ヶ月後の十一月一日、僕たちの世界の高層、つまり大陸の三つの国の王様とその護衛が、こちらの世界のトップの人たちがその一年間のことと次のやるべきことを話し合うの会議、つまり双界会議ってこと。その双界会議はどうして僕たちにとってはやばいのか?その原因は、双界会議そのもの。双界会議には、オートラ大陸の人は大勢来てくれる、その中にはきっと刺客があるんだよ、僕的にはそう考えたくないが、こうして最悪の状況を考えるのは一番だ、その考えに対応する策を用意できるから。とにかく、刺客がここに来るのは確定だ、ただ来る時が分からないだけだ。そして、ルーティアは特殊の手段を使ってここに来たから、敵に気付くには時間をかかる、だから、最善の状況は十一月で、敵はここに気付かないまま、ただ少ない人を出し、こっちに情報収集をすることだ。そう考えた僕は、真坂に話した

  「分かった、しばらくはこのまま普通に過ごすよ、真坂、保険のことを頼む」

  「ああ、分かったぜ、考えさせてもらう」

  その時、僕の携帯が響いた。

  「もしもし?」

  「綾音だ、あんたたちはどこだ?」

  「あ、もうそっちが終わったか?」

  「そうそう、今商店街の外だけど、あんたたちも早くこっちに来なさいよ」

  「はいはい、分かった」

  「後であたしに何が褒美があるんか?」

  「…考えさせてくれ」

  「じゃ、まだね」

  「おう」

  僕は携帯をポケットに収めて、真坂と商店街の入り口へ移動した。

  そして、商店街の入り口付近で綾音とルーティアを見つけた、挨拶をするつもりが、突然僕はルーティアの服を気付いた。

  「それはいいな、可愛い」

  ピンクのドレス、後の腰部分で大きなリボンが付いて、白いニーソックス、黒い靴、それはルーティアの後姿だ、髪型もロングからツインテールになって、もっとロリっぽくなった、これでいい、きっと彼女は姫だと認定されない。そう思った僕は、彼女たちに声が掛けた。

  「ごめん、遊びすぎだ、お詫びとして、どこでいいものを食べに行こう、僕が奢るよ」

  その話を聞いた綾音は楽しく言った。

  「本当?嬉しい、じゃ遠慮なく食べ放題ね」

  ルーティアも嬉しいそうな顔で綾音に話した。

  「この世界の何が美味しいのですか、ぜひ教えてください、綾音さん」

  「まあ、一緒に行けば分かる、きっとご馳走するよ、それと、あたしのことは理絵でいいよ、ルーティアちゃん」

  「はい、理絵さん」

  やばい!、不安しかない、僕は試しに綾音に話した。

  「あの、僕の財布は…」

  「ん?瀬人君は奢りたくないの?うそつき」

  「…ごめん、僕が言いたいのはただ、ほんの少し金を残させてください」

  「それだけか、分かったよ、あたしは鬼じゃないから」

  そう言った綾音は僕の財布の財産を見た後で、行き先を決めた、僕たち四人が晩ごはんを食べた後で、デザートも食べて、そして綾音を家まで送った、その後、僕は叫んだ。

  「ああああああ、僕の財布に残ったのはただ百円だ!!」

  真坂が哀れそうな顔で僕を見た、ルーティアが僕に話した。

  「理絵さんはいい人ですね」

  「…奢るのは僕だよ、なぜ好評は彼女にあげるんだ?」

  「次も彼女と遊びたいですね」

  「僕のつっこみ無視するかよ、まあ、チャンスがあれば、一緒に遊ぶよ、でも僕は行かないよ」

  「それは困ります」

  「え?僕は君たちにとってはそんなに重要のか?嬉しいな」

  「重要ですよ、あなたのお金が」

  「そっちかよ!!」

  ルーティアが笑った、彼女に楽しいなら、それもいいよ、こうして彼女を支えて、次なる一歩を待つがいい、少なくとも、この間には大丈夫はずだ。そう考えた僕は、ルーティアと真坂と一緒に家に戻った。


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