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待って

作者: 高谷咲希

「自分なりに」のアナザーみたいなものです。

お願い、待って…!


置いていかないで、一人にしないで!

離れないで、離さないで!


一人はいや、一人は怖い…!





いつも三人一緒で、部活は安らぎだった。

いつも笑いあって、日々は幸せだった。


彼女たちは、花を持ってる。

一人はその花を、大きく、凛々しく咲かせていた。

一人はその花の種に、水をあげて、芽が出るのを待っていた。


私はその花を、ゆっくりゆっくり、育てていた。


私の花が咲いたとき、一人の花がしぼみ、種を残した。

でも、彼女は笑ってる。

悲しく、儚い、力のない笑顔だった。


私の花が開いたと知ったとき、一人は私を軽蔑し、忌み嫌い、離れていった。

刺さる言葉ばかり、残して。


求めたものは『愛』。

なくしたものは『信頼』。


後悔はしてない。


そんなに簡単に壊れてしまう『友情』なら、私は要らないから。


現在(いま)現在(いま)をと走る度、過去をどんどん捨てていく。


そう思った。


でも、どうしても三人一緒だった日々を、思い出してしまう。


泣きたくなってしまう。

叫びたくなってしまう。


おかしいな。


後悔は、してないはずなのに。


三人はバラバラで、部活は恐怖だった。

でも、『愛』があって、違う『信頼』があって、日々は変わらず幸せだった。




ねぇ、待って!

歩くの早いよ、置いていかないで。


待ってってば!

手は離さないで、あっ、離れないで。



ねぇ、待って。

時間を頂戴?

どうすればいいのか、考える時間を。

『わたし』を取り戻す方法を、探す時間を―――…。

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