番外編:『紅玉の従者』編までの登場キャラ一覧(⚠️ネタバレ注意)
これは、第一章『破魔之役:紅玉の従者』編までの主要登場人物紹介です。
最終45話までのネタバレを多分に含みますので、そこまで読んでいない皆様は今すぐブラウザバーーーック!!!!
主要キャラについては、作者の頭の中にぼんやりとあるキャラデザのイラストも付けてみました。
画力は御愛嬌ということで...。
※既婚女性は(名前)=(旧姓)=(現家姓)に名前が変化するのがサンダの風習。しかし旧姓は貴人でもなければ滅多に名乗らないので、「旧姓不明」は多い。
〈主要人物たち〉
・アールン
この物語の主人公。故郷で母サリーを亡くした事をきっかけに志願兵”レーウィ”となり、出征。チロン峠からの敗走時に出会ったヘイローダ大将であるソーラと共に放浪の旅に出、その半ばで自らの出自の秘密を知り、エルドーレン朝の王子としての第二の人生を歩むこととなった。素の言動にはやや粗雑な面があるが、根は実直かつ温厚。故郷の孤児院での世話役の経験から、子供好きや料理が得意な一面もある。
・ソーラ=ベルハール
ワンデミード半島を支配する軍閥”ヘイローダ”の最有力家門「ベルハール家」の一人娘。初陣での采配ミスにより敗走した後、アールンとの旅の途中で伝説に謳われる”紅玉の従者”に推挙される。幼い頃より家の次代を担う者として徹底した後継者教育や諸芸の指南を受けていて、その中でも特に書を好むが、習っていなかったためか絵心は壊滅的。また、高所恐怖症や思い込みがやや強い一面なども持つ。
(キャラデザイメージ)
・アルアータ
その名前は「夜鷹」を意味し、本名はエレーネ=イーラという。専横を行う父サールドを嫌って出奔(実はサールドがわざと逃した)し、公爵コートに使用人として仕える傍ら暗部としての技術も身につけ、アールン達のタナオード城からの脱出に協力する。その後、王子アールンの身辺を司るハルムローディに就任し、彼への忠誠心は誰よりも強い。孤立していた使用人時代には、詩作と酒を唯一の心の支えとしていた。
・ラディン=ネイレード
ハニスカ霊力技研の霊気工学の第一人者。その知識や高い見識を以てアールン達を度々助けるが、ときおりその人一倍強い好奇心が暴走することがある。また口が軽い所があり、機密情報を周囲に漏らして同僚かつ幼馴染でもあるティナに怒られることも。自分がどうこうというよりも他人同士の恋事情を聞くことを好み、姉エーラのような自分に好意を向けてくる者に対しては、早く別の好きな人を見つけてその事を話して欲しいと思っている。
(キャラデザイメージ)
〈ワンデミードの人々〉
・サリー=シュニアー=エルドーレン
アールンの母。元はサンダに帰順して辺部に安置された遊牧民、ネーザン・シュニアー部の姫であったが、旧王国最後の王である故アルトル王の貴妃として入内。そこでアールンをもうける。”大災禍”とほぼ同時期にワンデミード半島の最奥、ガーテローの街に移住し、そこで女手一つでアールンを育て上げた。その出自は隠しつつも、乗用馬の購入など、王子としてのアールンの教育も秘密が明るみにならない範囲で行っていた。
・コアル=レンメノル
アールンと共に出征したガーテローの3人の孤児の纏め役的存在。チロン峠にて戦死。
・クレール=オクス
アールンと共に出征した3人の孤児の内、最も腕っぷしが強い銀髪の男の子。チロン峠にて戦死。
・ミーカ=アスファール
アールンと共に出征した3人の孤児の紅一点である赤毛の女の子。後方に残り、ただ一人生き残った。
・カート=エスウェル
元木こりの”レーウィ”。タックエンディーケン内でアールンと知り合い、交流を重ねるうちに意気投合したが、チロン峠の戦いで瀕死の重傷を負う。死の間際、アールンに”巻狩の弓”を託した。
・デイン=クーレン
ペルオシー近郊に住む木こり。カートの兄貴分。出征したカートの事を気にかけ、木こり場を訪れたアールンに彼への伝言を頼んだ。
・カイロー=ハルマラン
ヘイローダにおけるソーラの目付役兼軍略の指南役を務めていた老武人。アールンとはチロン峠の戦い以前に、ペルオシーの兵営にて知り合う。エーダ半島平定後はヘイローダの代表としてアールンの幕下に入ることとなった。
・ワールディ=ベルハール
ソーラの父にして、”ヘイローダ”の有力者。旧王国時代は”シンオロクタンイン”として王国軍の守備隊を率い、タナオードの守聖使フレーンとは旧知の仲。チロンの敗戦の責任で一度は首長の地位を追われたものの、新たな集団指導体制に不満を持った他の有力者と結び、”顧問役”として瞬く間に復権。アールンには概ね友好的だが、事あるごとにソーラとの婚儀の話を持ち出してくるので彼にとっては若干苦手な相手。
〈エーダの人々〉
・レーミー=(旧姓不明)=トラーウェ厶
エーダの農家の女性。夫は何らかの理由で不在であり、下女のリンと協力して一家を切り盛りしている。作業中に手伝ってくれたことへのお礼としてエーダを訪れたアールンとソーラを自宅に招き、ソーラの衣服を見繕い、資金を用立ててくれた。
・ミーディ=トラーウェ厶
レーミーの双子の兄。活発で天然な性格。
・ネイロ=トラーウェ厶
レーミーの双子の弟。落ち着いた性格で、猪突猛進のケのある兄の補佐役となっている。
・リン
トラーウェ厶家の下女。
・首魁の男
街のチンピラ集団”ファカレーダ”のトップ。ジェタ&フーロと共にフージェンに誘拐され、消息不明。
・ジェタ
首魁の男の護衛としてアールンに着いてきた恰幅の良い若者。アールンとの戦闘の末に横やりを入れてきたフージェンらに誘拐される。その後ハニスカにて、エーダの使いの護衛としてヤートルと戦い敗死した。
・フーロ
首魁の男の護衛として着いてきた小柄な若者。戦闘開始時に首魁の男と共にアールンにふっとばされ、そのままフージェンに誘拐されていった。消息不明。
・サイル
エーダの仕立屋”フェルナームス”の老店主。旧王国時代は”従者”の素質のある者を見出す”アトーヤーディ”を務めており、その見識を以てソーラを見出し、アールンにタナオードを訪れることを勧めた。
・グァル
遥か南の地からやってきたフージェンの護衛。”超集中”型憑き人としての自身の武技に誇りを持つ。フージェンに仕えつつも終生魔の力を受け入れることはなく、そのままでも十分戦力となるためフージェンも放任していた。アールンとの一騎打ちの果てに戦死。
〈タナオードの人々〉
・コート=グレンデル
当代のタナオード公。家宰であるサールドの策略によって聖域守護の任に縛り付けられていたが、その一方で拠点としたタナオード郊外の”山颪の館”にて着々と勢力を扶植して復権の機を狙い、アールン達の協力により遂にタナオード市における実権を回復した。実務・軍事双方に長けるバランス型の実力派。趣味は釣りで、六日に一度はタナオード城外堀のアチャル湖に小船を浮かべて釣り糸を垂らしている。
・イズレール=ファラン
タナオード公爵家の参謀。解放戦に於いては作戦立案を担った。エーダ半島平定後、グレンデル家が兵権をアールンに返還してからは、アールンの参謀として幕下に入った。
・フレーン=ヤスファ
タナオードにおいて、ケルパを始めとする聖獣達が暮らす”聖域”を保守管理する”オロクラムヤーディ”を務める男性。アールン達を聖域の奥へ導き、ソーラに”トイスル=ケルパ”による祝福の試練を受けさせた。ソーラの父ワールディとは王都での旧知の仲。
〈ヌアチャルテの人々(ユテ氏族)〉
・ルフワ=ユテ
ソーラ&アルアータと最初に接触した、明るい性格の少女。彼女らをターホゼルの谷から救い出し、その過程で友誼を結んだ。”怪異”討伐後にソーラ達と再会した際には、”キフリャ”に死期を予言された彼女らに対し、励ましと友情の証としてお揃いの白い石の首飾りを贈った。
・ラルサ=ユテ
ルフワの友達。一人前の戦士を目指しているが、お転婆なルフワに度々振り回されている。
・ミダル=ユテ
ヌアチャルテの一部族である”ユテ氏族”の長老。”大災禍”の前は森の外のサンダ人集落との交流を持っていたことから、サンダ語を習得している。他氏族との抗争を生き残るため、戦争捕虜を奴隷としてハニスカに売り、対価として霊気銃などの兵器を得ていた。
〈ハニスカの人々〉
・ゲルト=ウルム
現ハニスカ政務部長。嘗ては王都アズロムラーンの高位の学官として、王家の家庭教師を務める傍ら霊気学の研究も行っていた。ラディン・エーラ姉弟とティナを保護・養育している。いつもは温厚な老人だが、自室に隠してある秘蔵の数十年ものの葡萄酒の場所に近づくと機嫌が悪くなるらしい...という噂があるが、真偽の程は不明。
・ヴェラード=シルスレン
元、第一軍団”クヤッルアータ”の百人隊長筆頭格。アールンに帰順してからは空戦専門の”ケルーケン”の隊長を務めている。ぱっと見は大雑把だが、内には人の本心を的確に見抜く鋭い洞察を隠し持っている。上戸を誇っていたが、その覇権をアルアータに揺るがされてからは、彼女の飲み友として逆転の機会を虎視眈々と狙っている。
・ティナ=エルクラート
ラディンの幼馴染・同僚。霊体学を専門とし、ラディンの専門分野である霊気工学の知見と結びつけて革新的な技術や理論を数多く発見している。陰気な性格だが、一度打ち解けた相手には活発に振る舞う、要するに内弁慶。
・エーラ=ネイレード
ラディンの姉。ラディンに偏好を示し、そのせいで周囲からは若干引かれているが、実力や見識は認められている。
・ディエル=オルケール
防衛部長兼、第二軍団”タルダーガ”の軍団長。ハニスカ内部の派閥抗争時は秩序維持の担い手として重武装中立の立場を取っていたが、アールンに協力姿勢を示したことで徐々に”講和派”寄りに。エーダ半島平定後は正式にアールンの幕僚となり、将軍位を得た。
・マイエン=オルケール
防衛部副長兼、第一軍団クヤッルアータの軍団長。ディエルの甥。”ツェレシャーダイン”を自称し、アールンに反発して蜂起するが鎮圧され、処刑された。
・ローイ=オフテル
防衛部の北辺監視担当兼、第六軍団”レンルーン”の軍団長。北辺での自由裁量権を利用して、原住民ヌアチャルテとの奴隷交易を行っていた。アールン達を奴隷として扱い、誅殺しようとしたソーラ・アルアータ共々殺害して隠蔽を図ろうとしたが、”荒野の魔王”の襲撃を受けて死亡した。
・ルンディ=テル
調査部長兼、第五軍団”カイラン・ヴォンム《カイラン山脈》”の軍団長。マイエンと並ぶ”主戦派”の実力者であり、前者とは対照的に現実主義的な思考回路を持つ。タナオードとの和解後には懐柔策として将軍位を得た。
・ハング=シェロール
資源管理部長兼、第七軍団”エグラ・シェラーダ”の軍団長。”講和派”の主要な実力部隊を率いる立場にあったが、タナオードとの和解後の軍制改革でハニスカの諸軍団が解体されると、資源管理部としてエーダ半島各地の鉱山開発などに注力するようになった。
・オルレン
第六軍団の下で働いていた奴隷商人。アールンに助命されハニスカ学院で働いていたが、マイエンに内通して反乱に加担し、処刑された。
・ナリャン
奴隷商人その二。オルレンと共にアールンを裏切り、反乱事件後に処刑された。
〈神々、霊気生命達〉
・ヤートル
巨大な背の荷物が目印の行商人。背格好や見た目は完全に可憐な少女だが、身体的な性別は男。タナオードへ向かう道中でアールン達と行き合って以来、彼らに同行・協力している。人の子であるが、ある出来事をきっかけに不老長生の霊気生命となり既に数百の歳を重ね、超人的な身体能力と老練な戦闘技術を持つ。金銭や利益には目ざといが、日銭を稼ぐといった切羽詰まった意識は無く、あくまでもゲーム的な感覚で商売を行っている。
・キフリャ
原住民ヌアチャルテのユテ氏族に祀られている、人々の「調和を求める心」の結晶的存在。世界の「調和」を乱す”御霊”のことを嫌い、それに与えられた力を使って”東エーダの怪異”を打倒したソーラとアルアータに対し、その死期に関する不吉な予言を残した。
・トイスル=ケルパ
オード山地の奥深く、”聖域”に住まう聖獣ケルパの中で、特に成熟した個体。人界にて”アトーヤーディ”によって紅玉の従者の可能性ありと見出された者に対し、その資質を確かめるための試練を課す。また、”御霊”が従者の力を与えるための仲介存在でもある。
・紅玉の御霊
エーダムレーグ神殿に安置された”紅玉の霊石”に宿った付喪神。人々の「美を求め感じ入る意識」の結晶的存在。自らが見初めた者の運命に手を入れ、霊石の元まで誘導することが出来る。その姿は見るものによって変化し、自身は自分の容姿を認識できない不定形の存在。
〈魔に繋がる者達〉
・フージェン
先代の”紅玉の従者”。不毛な宮仕えの日々に失望していたとき、”魔”の存在を知る。”大災禍”の後はエーダを中心として旧王国の北半分を勢力域とし、タナオードやハニスカなどの半島諸都市の民を扇動し、ときに魔物をけしかけつつ分割統治を行っていた。”蠱惑”に堕ちたことで霊石の御霊に見放され、新たな”従者”であるソーラによって討ち果たされた。
・サールド=イーラ
タナオード・グレンデル家の家宰。アルアータの実父。街を守るために魔軍を率いるフージェンの軍門に秘密裏に下り、その指示のもと公爵コートを聖域守護の任に縛り付けたうえで専権を振るう。しかし親として娘を思う気持ちは人一倍強く、矛盾する2つの論理の間で板挟みになるまま、解放戦時に魔の手先達に魔物に変身させられ、アールンに討伐されてしまった。
・アラート=ムルヤ
元王都の官僚。”大災禍”の折にタナオードに逃げてきたという話だが、いつ”魔”に出会ったのかは不明。魔力で強化した剣を振るって戦う。
・ヨウナ=(旧姓不明)=ムルヤ
アラートの妻。初対面時に足を悪くしていたのは偽装であり、本当は首を跳ね飛ばされても戦闘を継続できるほどのしぶとい生命力を持つ。
・荒野の魔王
ハニスカの第六軍団に包囲され絶体絶命のアールン一行を救出した謎の人物。”魔王”と名乗るもののアールン達の前では魔の力を一切行使せず、曲刀の双剣を自在に振るって第六軍団を単騎殲滅した。サンダ王国を嫌っているようだが、その王子たるアールンに手を貸す理由は不明。




