飛べ!チキンバード!
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
チキンバードは、空を飛べない鳥だった。
そのムネ肉はプリプリ、モモ肉はジューシー、
体型はほぼ「ファミリーパック」。
仲間たちは言った。
「飛ぶなんてムリだよ」
「俺たちは地面で歩くために産まれたんだ」
「いやむしろ揚がるために産まれたまであるよ?」
けれどチキンバードは夢を見ていた。
「俺は飛ぶんだ……油じゃない、空気に揚がるんだッ!」
彼はトレーニングを始めた。
ジャンプ、スクワット、胸筋トレ、パン粉回避スライディング。
朝は小麦粉を避けて走り、夜は揚げ物の夢にうなされた。
そしてついに、伝説の“丘”に立った。
その頂は、風が強く、空に近い。
「ここなら……飛べる。揚げずに!」
仲間たちが見守るなか、チキンバードは羽ばたいた。
風を受けて──
バサァッ!!
浮いた。
ふわりと、ふわりと、空を舞った。
「飛んだ……!本当に飛んだ……!」
下からは歓声。
「チキンが……飛んでる!!」
「チキンじゃない……バードだ!!」
だが、空の彼方に何かが光った。
ぐつぐつと、泡立つ何か。
きらめく黄金の――油の海。
そこは、天の向こうにある伝説の場所、
フライド・バレー。
「……あれが……俺たちの終着点……?」
風が変わった。
彼の羽は焦げ始め、香ばしい匂いがただよった。
「う……嘘だろ……!?これ、香辛料じゃねぇか……!」
体が自然に引き寄せられる。
──油の重力。
「いやだッ!オレは、飛びたいだけだったのにィィッ!!」
ジュワァァァァァァァ……
空に、黄金の音が響いた。
それは空を焦がし、風を揚げ、
チキンバードを最高のカリッと感で包み込んだ。
彼の最期の声は、たしかに届いた。
「オレは……オレは……空を飛んだチキンだった……ッ!!」
その夜、空にカリッと焼けた星が一つ、瞬いた。
みんなはこう語る。
「フライドチキンになったけど、あいつは飛んだんだ」
「味は最高だったらしいよ」
今も誰かが、チキンを食べながら思う。
「……これが、夢を追いかけた味か……」




