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世界はケーキでできている

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

世界はケーキでできていると

言った人がいた

それは、とても大きなケーキだった

ひとつではない

いくつもあった

丸いショートケーキ

濃いチョコレートケーキ

果物がたくさん乗ったフルーツケーキ

重たいチーズケーキ

砂糖の粉が雪のようにかかったケーキ

どれも色とりどりで

甘い匂いを漂わせている

人々はそのケーキを囲んで

大きなテーブルについた

最初は

みんな遠慮していた

「どうぞ」

「いえいえ」

「あなたから」

だが

一人がナイフを取り出した

「せっかくだ。切ろうじゃないか」

その人は言った

ナイフが入る

ふわりとスポンジが裂け

クリームが流れる

「これは私の分だ」

ショートケーキが皿に乗る

すると別の人が

チョコレートケーキを指差す

「その濃いところは

私がもらおう」

またナイフが入る

次の人は言う

「そのフルーツの乗ったところがいい」

フォークが刺さる

また別の人が言う

「いや、そのチーズの重いところは

私の皿に近い」

いつのまにか

テーブルは騒がしくなった

ナイフが増えた

フォークが増えた

皿が増えた

ケーキは

どんどん切り取られていく

ショートケーキの苺は

すぐになくなった

チョコレートケーキの

一番濃い部分は

争われた

フルーツケーキの

色鮮やかな部分は

先に取られた。

残るのは

崩れたスポンジや

押し潰されたクリームだけ

そのとき

テーブルの端にいた

小さな子どもが言った

「ケーキって、

食べるものじゃないの?」

だが

大人たちは聞かなかった

ナイフを動かし続けた

「そこは私の取り分だ」

「いや、そこは私の皿の上だ」

「その甘いところは渡さない」

「もっと大きく切れ」

ケーキは崩れ

形を失っていく

甘い匂いだけが

まだ残っている

やがて

テーブルの上には

ぐちゃぐちゃになった

ケーキの山が残った

だが

それを見て

誰かが言った

「まだ残っているじゃないか」

「もっと取れる」

またナイフが入る

その頃にはもう

ケーキの味を

覚えている者は

ほとんどいなかった

みんな

食べるためではなく

取るため

ナイフを動かしていた

世界はケーキでできている

そう言った人は、

きっと

甘い話をしていたのだろう

だが

甘いケーキほど

人を

ナイフへ手を伸ばさせるものだった

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