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不安症候群

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

最初は、咳のようなものだった

理由のない咳

何も喉に詰まっていないのに、胸の奥がざらつく感じ

医者は言った

「最近、同じ症状の人が増えています」

検査結果は正常

血液も、脳波も、心拍も

異常は見つからなかった

ただ一つ

診断書の下のほうに

小さくこう書かれていた

――不安


この病は、熱を出さない

腫れもしない

血も出ない

代わりに

「もしも」が増える

もしも、失敗したら

もしも、嫌われていたら

もしも、もう取り返しがつかなかったら

誰も教えてくれないのに

頭の中だけが、勝手に最悪を更新し続ける


電車に乗ると

息が浅くなる

SNSを開くと

心拍が上がる

通知音が鳴るたび

自分の価値が

どこかで査定されている気がした

「気にしすぎだよ」

「考えすぎじゃない?」

そう言われるたび

不安は形を変える

気にしている自分が、間違っているのではないか


この病の厄介なところは

「流行」だということだ

誰かが不安になると

その隣の人も不安になる

画面越しに

数字越しに

不安は感染する

理由は、たいてい曖昧だ

将来

仕事

人間関係

世界情勢

そして最後に

自分自身


ある日

彼女は病院でこう聞いた

「治りますか?」

医者は少し考えてから答えた

「完全に、という意味なら難しいでしょう」

「ただ、付き合い方はあります」

彼女は聞いた

「どうやって?」

医者は答えた

「不安は、

 あなたが“生き延びようとしている証拠”です」


その夜

彼女は久しぶりに

スマートフォンを伏せて眠った

世界がどうなっているか

他人が何を思っているか

少しだけ見ないことにした

胸のざらつきは

消えなかった

でも

それは少しだけ

静かだった


翌朝

ニュースは相変わらず不安を煽り

街はいつも通り忙しく

世界は何も変わっていなかった

それでも彼女は

コーヒーを飲みながら思った

不安があるということは

 まだ、諦めていないということだ

この奇病は

現代に生きる者すべてが

少しずつ患っている

名前は「不安」

治らない

完治もしない

ただ

今日を生きるために

胸の奥で静かに疼き続ける病

それでも人は

それを抱えたまま

今日も外へ出ていく


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― 新着の感想 ―
ちょっと今回は私に刺さるなぁ
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