夜を歩く
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
夜は、昼の忘れ物を拾い集めながら、そっと町に降りてくる。
電車の音が遠ざかり、コンビニの灯りだけが静かに光るころ。
僕は、小さな靴音を響かせながら、アスファルトの上を歩いていた。
誰もいない公園のブランコが、風もないのに、かすかに揺れている。
「こんな時間に、誰か乗ってたのかな」
つぶやいた僕に、返事はない。
だけど──
「夜には夜の住人がいるんだよ」
声がした。
ふりむくと、ベンチに小さな女の子が座っていた。
パジャマ姿で、くしゃっと笑っている。
「……えっと、こんな時間にどうしたの?」
「わたし、夢からおちてきちゃったの」
彼女は笑った。「でも、大丈夫。夜が迎えにきてくれるから」
その言葉を聞いたとたん、空の色が、濃く、深く、やさしく変わっていった。
星たちがひとつ、またひとつと点灯して、
月が雲を押しのけながら顔を出す。
そして彼女の背中には、
小さな羽のような影が、ふわりと浮かんだ。
「ありがとう、話してくれて。おかげで夜道がこわくなかったよ」
そう言って、彼女は立ち上がる。
風がそよぎ、木の葉がざわめく。
気づけばもう、そこには誰もいなかった。
翌朝、僕は少し寝坊した。
でも、靴の裏に、小さな砂粒がついていた。
あの夜、公園を歩いた証みたいに。
──夜には、夜だけの出来事がある。
そして時々、それは夢の続きを連れてくる。




