ウチの名前はディスコやで
*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)
なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)
ウチの名前はディスコ。
キラッキラのミラーボールが天井でまわる、
音と光の魔法を操る、夜の女王や。
1978年、あの映画──『土曜の夜はフィーバーや!』が日本で公開されてから、
ウチの人生はがらっと変わったんや。
あの日、銀幕の中で白いスーツを着た兄ちゃんが踊っとった。
ステップは火花みたいにシャープで、腰は自由自在。
その瞬間、若者たちは「踊りたい!」って叫んだんよ。
レコードプレーヤーが唸りを上げて、
スピーカーが心臓を打ち抜くほどのビートを刻み始めた。
「この夜は、ただの夜とちゃうで」
そんな風に思わせてくれる場所。
それが、ウチ──ディスコや。
東京、大阪、名古屋──
夜の街に次々とウチの仲間が生まれた。
入り口ではボディチェック。
中では、ドレスアップした女の子と、香水きかせた男子たちが、
汗とリズムでひしめき合っとった。
ウチらは、音楽を通して自由を手に入れてた。
階級も、職業も、昼間の自分も忘れて、
ただ音と光に溺れる──それがウチらの夜やった。
けどな、ウチには夢があるんよ。
ただ騒いで終わる場所やと思われたくない。
ある時、来てくれたんよ、一人の女の子。
田舎から出てきたばかりで、
人混みの中では肩すぼめて、ぎこちなく揺れてた。
けど、3ヶ月後には、彼女はウチのフロアの女王やった。
笑って、叫んで、誰よりも自分を解放してた。
あの光景、忘れられへん。
ウチの音楽と光が、誰かの人生を変える。
ほんまにあるんよ、そういうドラマが。
時代は変わって、
CDが出て、クラブが流行って、
ウチの姿はちょっとずつ影薄くなった。
けどな──2018年、ウチはまた名前を呼ばれたんや。
記念日になったんや、7月22日。
そう、ウチが日本で羽ばたき始めたその日が。
「ディスコの日」──やで!
音が鳴れば、体は勝手に動き出す。
光が瞬けば、心は解き放たれる。
時代がどれだけ進んでも、
夜が来る限り、ウチの魂は絶対に消えへん。
「踊ろうや、またウチのフロアで──」
そう叫びながら、
ウチは今夜も、ミラーボールをまわし続けるんや。




