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ネオンは、夜に咲く

*この物語は作者が趣味で、適当に書いてるメモと朝一番の(強制)ラジオ体操中におもいついた内容と妄想を書き溜めたモノをス〇ゼロを飲みながら書いた”短編作品”です。支離滅裂・シナリオ崩壊等の描写がございますが、それでも見たい方は… 好きな飲み物(アルコール的な物は大歓迎)とすきな煙(火をつけるものならナカーマ)を嗅ぎながら…生暖かい目で見てください(小並感)

なお…極力R指定的な作品は掲載しないようにするのでぇ~よろしくお願いします(小並感)

ぼくは、ネオンサイン。

ガラス管の中を、気体が走る。

通電すれば、ぼくは光る。静かに、けれど確かに。

はじめて光を放ったのは、昭和のある夜だった。

まだ街が今ほど明るくなかった頃、

ぼくはひとつの小さなバーの店先に掲げられた。

赤と青の混じるグラスの形をして、

「ようこそ」の文字を、夜空ににじませていた。

通りを歩く人々が、立ち止まって言う。

「ああ、ここだ。いい雰囲気だね」

「この店、きっと美味しいお酒が飲めるよ」

ぼくは、誇らしかった。

光るたびに、人の心を少しだけ明るくできる気がした。

まるで、小さな灯台のように──夜の波に迷う人を導いていた。

けれど時代は、変わる。

LEDの看板。液晶の画面。まばゆい光と動きが当たり前になった。

ぼくのような、古くて、ちょっと壊れやすいガラス管は、

「取り換えようか」と言われることが増えていった。

ある日、ぼくは倉庫の隅に降ろされた。

埃をかぶり、誰にも見られず、

ただ静かに、何年もそこにいた。

けれど──ある夜。

ひとりの若者がやってきて、ぼくを見つけた。

手で埃を払って、光が戻るか試すように、ぼくに話しかけた。

「……じいちゃんが昔、このネオンを毎晩点けてたって言ってた」

その言葉に、ぼくの奥に眠っていた光が、微かに震えた。

若者は、ぼくを丁寧に修理してくれた。

ガラスも磨き、古びた配線も新しくしてくれた。

そしてある晩──

ぼくは、再び光を放った。

あの懐かしい「ようこそ」の文字が、夜に浮かんだ。

通りかかった人が立ち止まる。

「懐かしいねぇ」

「昔、こんなバーあったよね」

「……あれ、ちょっと涙出てきた」

ぼくは、ただ光る。誰のためでもない。

でも、誰かの心に、あたたかな記憶を映すために。

今ではその店も、昔の面影を残しながら、

若者の手でリニューアルされた。

けれど、入り口のネオンサインだけは──昔のまま。

それが、ぼくの存在証明。

ぼくの光は、太陽には敵わない。

けれど、夜の闇の中では、ほんの少しだけ──

誰かの心に、そっと灯る火になれる。

だから今日も、ぼくは光る。

ネオンは、夜に咲く花なのだから。

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