19.「烏孫の王妃」東郷しのぶ著、「雪見酒」歌池聡著、「「来週、旅行にでも行かないか」と定年退職した夫が言った。」」未来屋環著
毎回お届けしていた冒頭のminiコーナー。
だいぶ語り尽くした気がするので、今後は必要に応じてやっていきますね⸜( ´ ꒳ ` )⸝
【バナーNO.47】
「烏孫の王妃」
作者:東郷しのぶ様
https://ncode.syosetu.com/n9313hw/
《ストーリー》※私のレビュー文でご紹介m(__)m
しのぶさんは、御作のようなスケールの大きな歴史作品から情緒たっぷりの歴史作品、かと思えばギャグ満載の作品まで、幅広い筆の持ち主!
いつもどんな作品も、人を楽しませてくれるのです……!
~バナー屋の独り言~
美男美女が出てくるバナーは作るこちらも盛り上がりますが、雰囲気を損なわないように!と気を使っています。
さてキャラはAI。背景と馬は写真です。
大解剖しちゃいましょう。
はい、ちょっと見慣れないモノありますね。気になるでしょ?w
それはあとで触れるとして……(え? 待てない?)
まず遠景。
これは左右反転してつかっています。ね、馬の位置でご納得いただければ。
細かいんですが、パオはくりぬいて平原の奥に張り付けています。
背景全体はキャラとなじむように、少しぼかしています。そうすることで写真の馬がイラスト風に見えてくれました。
さて、気になるアレw、「くちびる」です。
AIキャラって、ときどき表情がムスッとしすぎているんですよね。
なので、唇だけちょっと斜めに引き上げるように加工して貼り付けると……あら不思議、ヒーロー役が少し柔らかな雰囲気になって、イイ男度が増すのですよ~♪
最後にキャラの視線の話を。
このヒロインはすごく葛藤しています。ですので、ヒーローとは目を合わさず横向きを生成しました。
一方、ヒーローは彼女のことを好いている……ですので、まっすぐにこっち(彼女)を向いてもらいました。
こういうことをできるのが、恋愛が絡んだバナー作成の楽しい所ですね♡
【バナーNO.48】
「雪見酒 ──土方歳三と中島三郎助」
作者:歌池聡様
https://ncode.syosetu.com/n3556ip/
《ストーリー》
ときは慶応5年(明治2年)正月、所は箱館(現・北海道函館市)の妓楼。
戊辰戦争直前、勝てる望みの少ない戦いに、それでも挑む者たち――土方歳三と中島三郎助が、雪降る夜の庭を眺めながら酒を酌み交わし語る。そこに表れる彼等の人と成りと、その覚悟。
情緒たっぷりの時代物掌編作品です。
歌池聡さんの筆の幅は、も~本当に広い! 御作のような時代物をはじめ、童話に落語、時代物にSF、そしてエッセイまで。コメディ、シリアス、情緒豊かな作品も! その筆力の使い分け、技術あればこそですよね。それに作品からにじみ出る、お人柄も魅力です。
~バナー屋の独り言~
このバナーは雪がアニメーションになっています。
和のバナーは、テンション上がりますね! 作ってるこちらも背筋がピンと伸びてしまいます。
そして和らしさはやはりその色合いと地紋! 普段バナーではなかなか使えない、縦書きの筆文字!
積雪の日本庭園と建物は、AI生成です。 あれこれ作り、やっとこれに辿り着きました。でも実はかなり煌々と明るい旅館と庭だったんです。うーん、そこはちょっと違うなあと。
なので、全体をほの暗い雰囲気になるよう作り変えました。元々明るかったのを活かして、部屋の明かりが漏れているようにしようと、影になる所を考えながら、半透明の黒い素材を建物と庭のほうぼうに乗せました。そう思ってよく見ると、庭の辺りにその片鱗がありますでしょ。
日本庭園に立っている灯篭は、実はAIではなく私が置いたものです。イマイチ日本庭園の雰囲気が弱かったので、演出しました。
さあところで今回のメインはなんといっても「雪」ですよね!
動く雪素材ってけっこういろいろあるんです。粒の大きさや降り方も様々あるので、あれこれ見てみて、この物語にぴったりのしんしんと降る雪を選んで、完成となりました。
男たちが語り合った舞台、無事に出来上がったでしょうか?
【バナーNO.49】
「「来週、旅行にでも行かないか」と定年退職した夫が言った。」
作者:未来屋環様
https://ncode.syosetu.com/n4165im/
《ストーリー》※作者ご本人による作品情報より抜粋
歳を重ねた夫婦の仮想旅行記。ラストの風景を是非観て頂きたい掌編小説です。
→「来週、旅行にでも行かないか」
或る朝、いつものようにふたりで朝食を食べていると、夫がそう言った。
定年退職した夫は旅行好きだ。彼は、実際にその場所に行ったような体験ができるシミュレーターができたので行ってみようと主人公を誘う。
未来屋環さんは、純文学系の作品をお得意とされる作家様。作品全体から醸し出されるのは、しっとりした大人の雰囲気。そしてリアルな悩みを抱える等身大の大人の登場人物が多い印象です。一見静かなその文章ですが、奥底からは書き手の熱い情熱を感じます。
なろうではレビュアーとしてもご活躍。幅広い層から支持されているリーマン作家様です☆
~バナー屋の独り言~
最初にデザインを考えるとき、思い浮かんだエッセンスは、旅する夫婦、有名な場所の絵葉書。そうだエアメール風にしたら、一目で海外旅行とわかる!と。
とはいえ最近エアメール、とんと見なくなりましたが、まだまだ市民権はあると思い、アイデアを採用することにしました。
旅する夫婦の素材をcanvaにて探すと……あったあった、飛行機にのって窓を見る夫婦の素材。この素材、デフォルメされて目鼻もないところがイイ! 汎用性も高いし、作品の主人公イメージを固定化しないで済みますね。
でもくねくねした形の素材なので、どこに置いたら安定するか、考えながら使うことにしました。
一番神経を使ったのは、選んだ4枚の写真の置き方です。どんな大きさで、どういうふうに傾けたら、バランスよくカッコよく置けるか?
も~ね、これはいつもの、必殺、勘!!
置いた後は、写真に影をつけました。こうすることで、写真も目立つし、バナーにも深みや彩が増します。
ところで。
実はこの作品の種明かしが、こっそりと写真に仕込んであるんですよ。
あ、御作をまだ読んでない方! ここで推理を働かせちゃダメダメ。まずは読んでみてくださいね( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
ちなみに、縦バージョンも作りました。
縦にしたら、なんとエアメールが、床屋さんになっちゃって(爆笑)!
そこでエアメールのカラーリングを渋めに変更。
もう床屋さんじゃないよね?
皆さん、気になる作品ありましたか?
れっつ、ちぇけら!!
バナー屋さん一か月ぶりの更新です(^_^;)
ちょっと気が緩むとこれだからw
更新頑張らねばです(๑◕ܫ◕๑)













