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ボーク男爵と騎士

二つの貴族を屠り、ランドバーグ家の配下においた。

元のマシューの復讐はここまで果たされず。


『さて、次は男爵領か』


「ここはボーク男爵領ね」

ヨピアンが教えてくれた。


『男爵はどんな感じが知ってるか?』


「昔聞いた事がありますが、何でも

 食い物には困らない領地みたいっすよ。」

トラジも意外に物知りだ


『なるほどな、つまりここの男爵領を味方に

 すれば、食について問題がなくなるわけだ』


「ちなみにマシューさん、私達どれだけ

 強くなったかしら?」


名前:マシュー

戦闘力105/105(MAX)

魔力400,000/400,000(MAX1,025,000)


名前:トラジ

戦闘力18,000/18,000(MAX25,000)

魔力100/100(MAX)


名前:ヨピアン

戦闘力120/120(MAX)

魔力15,700/15,700(MAX27,500)


『こんな感じだな。』


「師匠はやっぱり化け物っす」

「まあ、マシューさんはもう驚かないわ。」


そんな会話をしながら領主の館を目指して

歩き続けるが、周囲は圧倒的な広さの

畑!畑!畑!景色が綺麗で思わず息を呑む


『こんなにも、充実した土地を持っているのか

 これならば食に関する事が有名になっても

 おかしくはないな。』


「師匠!街に着いたら飯にしましょうよ!」

「それ良いわね!マシューさんいいでしょ?」

二人が息を合わせて説得しにくる


『まあ、別に急いでるわけでもないし

 良いだろ。町で飯にしよう。』


さらに歩く事半日、空も暗くなってきた頃に

ようやく、領主の館がある町に着いた。


『長かったぁ!』


「景色が変わり映えしないから、

 心が折れそうでした。」

そう言ったトラジはげっそりした顔をしている


「本当、足が棒になりそう。」

ヨピアンは今にも倒れそうだ。


『宿を取って飯にしよう』


その後、宿を見つけてそのまま宿で

夕食にしたが、量質共に申し分ない

料理を堪能し、皆泥のように眠りについた。


翌朝

「おはよう。今日は朝一から

 領主の館に行きますか?」

ヨピアンが挨拶がてら確認して来た。


『そうだな、朝食を取ったらすぐ行こう。』


3人は朝食を堪能し領主の館へ向かった。


到着すると館の前には騎士が一人立っていた。


「館に何用か?」

騎士が話しかけてきた


『ボーク男爵と話をしに来た、ランドバーグです』


「貴様が最近周囲の領を荒らしているという

 ランドバーグか!私が叩きのめしてやる!」


ほう?こいつ俺を前に啖呵切りやがったな

どれどれ


名前:ブルマン

戦闘力1,250/1,250(MAX32,500)

魔力 75/75(MAX)


こいつ意外に強いな、どうにかして仲間に

できんかな


「ここは俺にやらせて下さい!」


『わかった、頼んだぞ』


「任せて下さい!」


戦闘が始まり直後、もの凄い音がして

勝負終了。


「どんなもんだ!」

トラジが騎士を殴り倒していた。


「くっ、、、なんて速さと力」

トラジに殴られてまだ意識があるとは驚いた。


『あんた、強いな』

騎士に手を差し伸べた。


「む、私に対する侮辱か?一撃で敗北したのだぞ」

騎士はムッとしたように答えた


『いや、あんたはトラジ、今戦ったやつより

 強くなれる。』

鑑定のことは言えないが、断定してやる。


「それで?私にどうしろと?」


『一緒に来て強くならないか?』

騎士を直接勧誘してみる。


騎士はかなり考えて。

「わかった、俺はまだ強くなれるのだな?」


『なれる、今より数倍強くなれる』


「よし、よろしく頼む、俺の名はブルマンだ」


『俺はもう必要ないかもだけど、

 マシュー=ランドバーグだ。』


「俺はトラジっす!よろしく!」

「私はヨピアン、よろしく。」


こうして仲間を増やしたわけだが。

『ブルマンはこのまま、ボーク男爵と戦って

 いいのか?』


「別に問題ないぞ、そう恩義があるわけでもないし」

特にどうでも良いらしい。


館に入るとホールに一人の男がいた


「よく来たな、私がスコット=ボーク男爵だ!」


『ご丁寧にどうも、マシュー=ランドバーグだ』


「辺境民が粋がってるらしいじゃないか

 ここまで来るとは。」


『別にただ復讐をしてやろうとここまで来ただけだ』


「ほぅ、では今まで通り私と魔法勝負という事だな?」


『良く知らんがそれでいい』

こいつ自信満々だが強いのか?鑑定


名前:スコット=ボーク

戦闘力12/12(MAX205)

魔力105/105(MAX250)


なんとも普通だな、どこから湧いてくるんだ

この自信は


「では、私はこれを頂いてから勝負するかな」

スコットは胸ポケットから錠剤を取り出し

それを飲み込んだ。


「きったぁ!!!」

やたらとハイテンションになってこちらに

魔法を乱発して来た。


「ファイア!アイス!ウォーター!サンダー!

 エアーボール!はっはっはっは!どうだ!

 手も足も出まい!」


『それで終わりか?』


鑑定したら魔力が10,500まで上がっていた。

あの薬の作用か?大した事は無かったがな


「くっそおおぉ!」

スコットは錠剤を2個取り出し、さらに飲んだ


「おおおおらああああ!!」


今度はファイアーボールを打って来た。

さっきの魔法より強いが、全く問題ない。


『こちらから攻撃してもいいのか?』


「な!!何だお前は!!」


『もう打ち止めみたいだな、こちらからいくぞ』


『ブラックファイアレイ』


無数の黒い炎の雨が降り注いだ。

一つ一つは小さい炎だし、威力を

最大限おとしているので問題はないはず。


「ぎゃあああ!いてぇ!あちぃ!!」

スコットは悶絶してやがて気を失った。


数分後


スコットは意識を取り戻した。

『お前には復讐を果たす事ができた。』


「な、、何のことだ」


『こっちの話だ、さて、お前の領地は

 ランドバーグ家に協力すると誓うか?』


「こんな力の差を見せつけられて、ヤダとは言えん

 ウチは食料しか協力出来そうな事はないが

 それで良ければ協力する」


『それで良い。じゃあ、協力頼むぞ』


「これからどうするんだ?」


『王都に向かって進むさ』


「じゃあ次はインビー侯爵の領地だな」


『ほう、そうだったか』


「インビー侯爵には気をつけろ、色々と

 きな臭い噂があるからな。」


『そうか、気をつける。』

このあとブルマンが挨拶して、かなり驚かれていたが

無事に送り出して貰えていた。


『(今回は口を出さなかったが、復讐してくれたな

  ありがとう)』


『別にたまたまだ、次も復讐するとは限らんぞ』

そんなこんなで次の領地へ一行は向かうのだった。


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