近藤、土方との別れ
※龍馬の言葉は土佐弁ですが、本作では土佐弁にすると読みづらさがでるためあえて使わずに執筆しています。龍馬以外の登場人物に関しても同様です。
文久2年、庄内藩の郷士であった清河八郎が、松平春嶽に山岡鉄舟らを通じて、将軍・徳川家茂の上洛に際して、将軍警護の名目で浪士を募集するという献策を行った。尊攘志士に手を焼いていた幕府はこの献策を受け入れることになり、翌年の文久3年に浪士組結成が許可された。この募集に土方歳三と近藤勇は応募することを決意し、竜馬にも一緒に参加するよう誘ってきた。
「竜馬、お前も一緒に来るか?我々のような低い身分のものたちが幕府のお力になることができるなんてこんな機会はなかなかないぞ。」近藤は熱意を込めて竜馬に語った。
(春嶽さんからも話はなんとなく聞いていたけど、この浪士組がのちの新選組になるんだよな…。参加すると歴史が大きく変わる上に、まだまだ勝先生から学ぶことも多い。)
しかし、竜馬は勝海舟のもとで学びたいことがあるという理由で、その誘いを断ることにした。「近藤さん、土方さん、ありがとう。でも、勝さんのもとでまだ学びたいことがあるんだ。お前たちとはまた違った形で、日本の未来に貢献できるよう、自分なりに頑張るから。」
土方と近藤は竜馬の意志を尊重し、別れの言葉をかけた。「分かった。お前の道を進むんだな。またいつか、この国のために手を取り合おう。」近藤は力強く言い、土方も頷いた。
三人はそれぞれの道を歩むことになった。竜馬は勝海舟のもとで学び、土方と近藤は浪士組として将軍警護に参加する。
この浪士組は史実通り、近藤勇を中心として京都で新選組として旗をあげることになる。その一方で、竜馬は心の中でほっとした気持ちを感じていた。
(やっぱり、この浪士組が新選組になるんだ。俺が参加しなかったのは正解だったかもしれない。)竜馬は史実通りの展開に安堵していた。
竜馬は、自分が選んだ道が正しいと確信し、勝海舟のもとで学ぶことに専念することを決意した。彼は自分の目指す方向と新選組の方向性が違うことを理解していたため、自分の道を進むことになるのだ。




