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ラノベ好きは本の中  作者: ゆかり
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【序章】

 空を見上げれば、車が高速空路(エアライン)を駆けていて、日差しがさんさんとさしてくる。

 真っ青な空に唯一、自分が主人公だとわからせようとしているかのように太陽が輝いている。

 そんななか、また俺は手元に目線を落とす。

 そこには俺の愛しているものがあって、それはいつも俺の心を満たしてくれる。

 君は誰かって?俺の名前は渡世 界飛(わたるせ かいと)って言うんだ。

 俺はライトノベル、通称ラノベが好きな15歳の男子高校生。

 そう、俺の愛しているのはラノベなんだ。

 俺は今まで沢山のラノベを読んできたけど、特に好きなのはやっぱり、剣と魔法の世界!憧れるよなあ。

 あ、そういえば、この後待ち合わせがあるんだった。そろそろ行かないとだな。

 そして俺は、待ち合わせ場所の図書館に向かって歩き出した。

 俺の住んでいるこの地域は、日本の首都東京の一都市で、ここら一帯をクリーンタウンという。

 今は技術も発展して、環境破壊とか、地球温暖化なんて言葉も聞かなくなった。学校の歴史の授業で習ったぐらいだね。

 空には高速空路(エアライン)と言われる空路が引かれて、地上の道路以外でも車が走れるようになったし、都市には近代的な綺麗な街並みが広がっている。

 今向かっている図書館は、この国で出版された本が大体一冊は保管されているような大規模図書館なんだ。

 さあ、もうそろそろ着くね。

 既にあいつは到着しているかもしれない。

 * * *

「やっほ〜、かい〜!」

 やっぱり先に着いていたみたいだ。

 彼女の名前は「片寄となり」といって、俺とは幼馴染の快活な少女だ。

 俺は彼女のことを「とな」というあだ名で呼んでいて、長年の付き合いなだけあってかなり仲がいい。

 ちなみに彼女もライトノベルが好きで、「ちょー強い魔導士が大魔法で有象無象を殲滅するみたいなシーンがめっちゃ好きなんだよね〜!」と過去に言っていた。

 明るいのはいいが物騒な少女である。

「お待たせ、待った?」

「全然!今着いたとこだよ〜」

「そっか、じゃあ早速ラノベコーナー行くか。」

「そだね〜今日は何借りようかな〜」

 そうして、俺らは丁度図書館の真ん中辺りに位置するラノベコーナーへ向かった。

「今日は私ラブコメの気分だからそっち見てくるね〜」

「わかった。それじゃ、俺はいつも通りファンタジーのとこいるから」

「りょうか〜い。それじゃ後でね」

 となと別れたところで、俺も読みたいラノベを探しに行く。

 今日は、魔法が廃れた時代に記憶を継承して生まれた古代の魔法使いの物語でも借りようかな。

 思ったよりあっさりと読む本が決まってしまった。

 となが戻ってくるまで、ちょっと立ち読みでもして待っていようか。

 本棚からお目当ての本を手に取り、早速読もうと読もうと開いたのだが——もうとなが戻ってきたようだ。

 ちょっと読みたかったな……と思ったけど仕方ない。

「ねえ、かい?なんかラブコメのとこに異世界ものが1冊だけあったんだけど。」

 「え?珍しいな、この図書館は徹底管理されてるはずなのに。」

 そう、この図書館は最新技術により、本が返却された時、自動的に元の場所に戻るよう、コンピューターで徹底管理されているのだ。

 なのになぜ別ジャンルのコーナーに置かれていたのだろうか。

 「そうだよね?なんでだろ、返しミスかな?」

 「きっとそうだろうな、でもちょっと気になるし読んでみるか。」

 そう言って本を開いてみると——


 俺達の意識はそこで途絶えた。





はじめまして。ゆかりといいます。

面白いラノベに憧れて自分も書いてみたいな〜と思って書いてみました。

まだまだ拙い技術ですが、どうかあたたかい目で見守ってくださると嬉しいです。

この作品は割と長編でやっていこうと思いますのでよろしくお願いします。

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