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BARダークブルー  作者: 松 宏幸
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紹介

2022年1月

沢北紺さわきたこんと申します。


東京の人形町でBARを営んでいる。


自己紹介をさせていただくと、血液型はB型、現在独身(離婚歴あり)、年齢はひとまず不詳とさせていただく。

かれこれ15年くらい前に、ふと自分の店を待ちたくなって、貯金を始め、ようやく半年前に小さくはあるが、店を開けることができた。

店の紹介に移るが、まず、なんせ狭い。30平米ないくらいの広さで、築数も古い。

15年前から貯金を始めたと言ったが、もっぱらの浪費派なので、目標予算に到達せず、費用範囲でここに妥協した。

しかし、元々構想の店は、丁度こんな感じで、予算足りないことによってうまくイメージ通りになってくれた。

店内は、自分の名前のように、床から天井まで紺色にし、テーブルと椅子は紺色の物を見つけられなかったため、濃い茶色の年季が入った物を置いた。

店の名前はダークブルー。紺を英語だとネイビーかネイビーブルーの方が正しいのかもしれないが、ダークブルーの方がカッコいいので、これにした。店の入り口の横の窓から外に見えるように、"Darkblue"と筆記体で青いネオンを暗めに光らせている。


なんとなくイメージできたであろうか、そう、一言で言えば暗い店である。きっと思っただろう?そう、その通り店主のオレも暗い人間なのだ。

暗い人が暗い色で建てた暗い店なのだ。ピース。


よくある愛嬌のあるマスターだったり、お話し好きのバーテンだったり、とは全く逆の話すのが苦手な店主、いわゆる暗い人間なのだ。

でも、これは元々のむしろ第一条件のコンセプトに決めていたので、このままでいいのだ。

BARに行ったときに、一人の世界で酔ってバーボンを飲みたいところに、前から、「お仕事は?」とか話しかけられて、折角非現実の時間を味わいたいところ、現実に戻されるような質問をされることが多かった。

なので、第一条件のコンセプト=お客様を邪魔しない。非現実の世界で居てもらうようなそんな時間を過ごしていただくような、そんな店にしたかった。


と言いつつ、少し話し過ぎてしまったので、紹介はこの辺にさせていただく。



次回から、お店の話しや、お客様の話し、世間話など、きっと盛り上がりに欠ける話しになると思うが、連載させていただく。


非現実に浸りたい方は、一杯飲みにいらしてください。




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