笑顔
夜眠れない。それは日々の母と祖母のやり取りの性だ。何か解消できる方法は無いだろうか。そんな難しいことじゃない。今時間あるしちょっと書いてみるかっ!と思い立った次第です!
我が家は6人家族の四人暮らし。私、両親、母方の祖母と田舎に暮らしている。
「母さん、いつまで寝てんの。早く起きなさい。」「起きるよ。今何時。10時なのあらまぁ。」「早く準備して起きてきてくださいっ!」
朝は大体このやり取りから始まる。離れた別室の私も起きるくらいの大きな声がする。怒鳴られているようで気分が悪いのだが、母の習慣なのだ。一生治らない。
祖母はゆっくりと起きる。ゆっくりと身なりを整える。「おはよ。」ぽっちゃりとした顔から優しい笑顔を見せてくれる。嗚呼、癒される。
母が祖母の健康を考えたバランスの良い朝食を運んでくる。「母さん、美味しいかい。」「……」「母さん、美味しいかいって聞いてるしょや。」声が大きくなる母。「美味しいよ。」と対面に座る私の顔を見てニヤと笑うのだ。私もニヤと笑って返してあげる。「はい、薬。」「ありがとう。」薬は母が管理している。
祖母には出来ないことなのだ。何なら時間感覚も危うく声をかけるまで眠っている。我が家に来る前、彼女は軽度認知症と診断されている。我が家に来て2年。祖母を始め家族に起きた出来事を綴っていこう。
勢いで書いて見ました。初めてなもので色々と至らない部分が多いと思います。暖かな目で見ていただけると幸いです。少しずつ連載していこうと思いますのでよろしくお願い致します。