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      第21話 幻の島 -名前のない通り-

 

 プライス博士の移動研究所、浮遊島ケラ・パストル。

 海岸近くに不時着していた白蘭達の飛空艇を前に、アイズとグラフは、それぞれ銃とナイフを片手に向かい合っていた。

 と、その時。


  やあ みんなおはよう!

  さぁ 素敵なお話を聞きたくない?

  それなら耳を澄ましてみよう!

  きっと何かが聞こえてくるよ!


「トト!?」

 いきなり聞こえてきた軽快な歌声に驚くアイズ。

「な、何だぁ?」

 グラフもキョロキョロと周囲を見回す。

「あれ……でも、この歌は……」


  扉を開けて 外に飛び出し 翼を広げて空を飛ぼう!

  山を越えて 海を渡り   さぁ、何が見えるかな?


 驚く二人の目の前で、ポン、という軽い音をたててピンク色の煙が立ち昇る。


挿絵(By みてみん)


 煙の中から出てきたのは、人間の子供ほどもある、白くて大きな──二本足で立つウサギだった。

 ウサギはペコリと御辞儀をすると、二人に背を向けて森の中に消えた。

「……ウサギ……」

 流石に面喰らい、呆然と呟くアイズ。

 と、グラフが素っ頓狂な声を上げた。

「あーっ! 思い出した、“ボノボノ君”だよ!」

「……は?」

「ほら、昔あった朝の子供向けの番組でさ、一番最初に出てくるウサギだよ!」

 ウサギが立ち去っていった茂みに駆け寄り、グラフが子供のように瞳を輝かせながら背伸びをして遠くを見通す。

「え~っと、番組の名前はさぁ……」

「“名前のない通り”……かな」

「そうだよ、それ! いやぁ、君も見てた!? ……あれ?」

 嬉しそうに振り向くグラフ。

 しかし、そこにアイズの姿はない。と思った途端、グラフの背後に回り込んだアイズによって後頭部に銃口が突きつけられた。

「……あ、しまった。こんなこと言ってる場合じゃなかったな……」




第21話 幻の島 -名前のない通り-




(何なの、コイツ。わけわかんないわ)

 アイズは不安半分呆れ半分で考えていたが、

「あのさぁ、アイズ君……」

「動かないで! 動くと本当に撃つわよ!」

 グラフが振り向こうとしたので慌てて銃口を押しつけた。

「……へ~い」

 グラフがまいったなぁといった顔で素直に動きを止める。

(襲ってくるとか、怒りだすってんなら撃ちやすいんだけど……)

 右腕と共に戦意を喪失しているのか、いつでも反撃できるという余裕か。

 グラフの落ち着いた様子に取るべき態度を決めかねつつも、アイズは先程から気になっていたことを口にした。

「貴方、ここで何をしていたの?」

「なるほど。やっぱりこれはそちら側の艇だったか」

「……っ」

 危うく声に出そうになった動揺をギリギリのところで押し止め、冷静を装って質問を続ける。

「答えになっていないわ。ここで何をしていたのかって聞いてるの」

「別に何も。見慣れない艇を見つけたもんだから、とりあえず中を確認してただけだよ。ついでに食料とか、何か武器になるものでもあればって思ったんだけどね」

 グラフは手首だけを動かして、ナイフをひらひらと振って見せた。

「ご覧の通り、収穫は果物ナイフ一本だけ。ああ、一応断っておくけど、中には誰もいなかったしそれなりに片付いてた。多分ここに不時着した後、無事な荷物をまとめて外に出たんだろう」

 アイズは視線だけを動かすと、飛空挺の状態をざっと見て取った。

 彼の言葉を鵜呑みにするわけにはいかないが、こうして外観を見ている限りでは、確かにここで戦闘行為があった様子はない。

 いかに新型クラウンとはいえ、戦闘の痕跡すら残さずに白蘭とナーの二人を相手にすることは難しいだろう。

「納得してもらえたかな?」

 グラフが軽い口調で尋ねる。

「何もしないからさ。もしよかったら、その物騒なものを降ろしてくれると嬉しいんだけど」

「何もしない、って言われても」

 予想外に従順な反応に、アイズはどうしたものかと考えていたが、ふとあることに思い至って呟いた。

「まさか貴方、降伏する……とか言わないわよね?」

 するとグラフはニッと笑い、

「あ、いいねそれ。うん、降伏しよう」

 こともなさげに肯定した。

「……へっ?」

「何だよ、自分で言っといて」

 グラフはナイフを地面に放り捨てると、左手を上げて茂みの奥を指差した。

「ところでさっきのウサギのことだけど、何処に行ったか気にならないか? ひょっとしたら君の友達やトトがいる場所に連れていってくれるかもよ?」

「……何のこと? トトは私達の船にいるわ」

「おや、そうなのかい? 俺はまたてっきりこないだのアステルの風でバラバラになったのかと思ったよ。そうじゃなきゃ、単独では戦闘能力を持たないに等しい君が、フジノ・ツキクサも連れずに一人でこんな所にいるはずがない」

 アイズが答えずにいると、グラフは少し妙な動きをした。アイズが更に銃口を押しつけた途端、グラフの左手にウサちゃん人形が現れる。

『それにさぁ、ボノボノ君は“名前のない通り”のオープニングに出てくるキャラクターでしょ? ってことは、その先には……』

「……ええ、そうね」

 ごまかしも牽制も無意味だと腹を括り、アイズは銃を降ろして肯定した。

「確かに貴方の言った通り、この艇は仲間のものよ。みんなとははぐれたし、トトのことに関しても、私も同じことを考えてた。でも……」

「でも?」

「なーんで貴方そんなに詳しいのよっ! おまけにそのウサギは何!?」

「ウサちゃん17号」

 平然と答えるグラフに脱力するアイズ。

「いいわ、いいわよもう! 今のところは一時休戦よ! どーせ貴方、私を利用してトトを手に入れようとか考えてるんでしょ? いーわよ別に……その代わり、途中で何かあったら私を守りなさいよ? 私がいないとトトは手に入らないわよ!」


「鋭い。完璧に読まれてるじゃないか」

 堂々と背中を晒して茂みの奥に進んでいくアイズを見つめながら、グラフは苦笑した。

『それだけかしらね、グラフ。あの子を殺さないのは』

「……それを言うなって」

 グラフはウサちゃん人形を填めたままポリポリと頭を掻くと、軽く溜息をついてアイズの後を追った。


   /


「あらあら、いつの間にか変なことになってるわね。黒のナイトと白のポーンが一緒に動いてるわ。新しいルールが必要かしら?」

 盤面を眺めて玉響が笑う。

『アイズさんは特別な方ですから』

 もう一人のトトは静かに呟いた。

『きっとこれから、まだまだ沢山ルールの変更が必要になりますよ』


   /


「さっきのウサギ──ボノボノ君、何処に行ったのかしら?」

 アイズとグラフはボノボノ君を捜して森の奥へと進んでいた。

 覚悟を決めたのか開き直ったのか、グラフが近くにいても平然としているアイズ。大物だな、と思いながら、グラフは思い当たることを口にした。

「呪文がいるんじゃないのかな? ほら、通りに入るときに扉を呼び出す呪文があったじゃないか。確か……」

「ソレイユソレイユ、あの通りに連れてって……」

 近くにいなければ聞き逃しそうな小声でアイズが唱える。

 と、目の前に大きな扉が現れた。

「……何だ、君も詳しいじゃないか」

 感心したように呟くグラフ。

 アイズは少しだけ頬を紅く染めた。

「そりゃ、小さい頃には見てたわよ」

「ふーん。それだけかい?」

「それだけよ!」

 意地悪く笑うグラフから顔を背けて、アイズは乱暴に扉を開けた。

「来るの、来ないの? ……えっと」

「グラフマン・クエストだよ、アイズ・リゲル君。他の連中と同じようにグラフと呼んでくれて構わない」

「グラフね。了解、そう呼ばせてもらうわ」

 ぶっきらぼうに言い残し、アイズの後ろ姿が扉の向こうに消える。

 グラフもまたアイズに続いて扉をくぐり、その場から忽然と姿を消した。


   /


「へへーんだ、あたしなんか世が世だったら“お姫様”なんだよ、すごいでしょ!」

「あたしだって! この戦争が終わったら“英雄の妹”になるんだからーっ!」


「何なの? あの子」

「さぁ……」

 幻に巻き込まれた独立軍と接触し、鎮圧してから少し後。

 カエデと口喧嘩をしているルルドを白蘭、ロバスミと共に眺めながら、ナーはクスリと微笑んだ。

「あんなに子供っぽいルルドちゃんは初めて見るわね」


「貴女あたしより年下でしょ!? お姉さんの言うことを聞きなさいよっ!」

「ふふーんだ、そんなに身長も変わらないじゃない。それに……」

「それに?」

 ルルドは胸を反らして宣言した。

「あたしは魔法が使えるのよっ!」

「魔法~? 嘘だぁ~」

 カエデが露骨に疑いの目を向ける。ルルドはフフンと鼻で笑うと、カエデの手をつかんで魔力を迸らせた。

「い~い? よく見てなさいよ!」


「あっ、ルルドちゃん!」

 慌ててナーが止めようとしたが、時既に遅し。

 ルルドとカエデは何処かに瞬間移動してしまった。

「もう……ここじゃ思うように瞬間移動できないって言ってたのに」

「本当だ。あんなに大人気ないルルドは初めて見るわね」

 呟き、白蘭はロバスミと顔を見合わせた。


   /


「いててて……」

「ちょっと、苦しいってばっ!」

 ルルドとカエデは積み重なるようにして、何処とも知れない樹上に折り重なった枝葉の上に瞬間移動していた。

「もう、早くどいてよ~!」

「ご、ごめん……で、でも見たでしょ? 魔法!」

 ルルドはちょっと焦りながらも得意げに胸を張った。

 しかし、カエデの反応はない。驚いたような表情で、何処か遠くの方を見つめている。

 不思議に思ってカエデの視線を追うと、そこには遠方にたたずむ独立軍の兵士達の姿があった。

「お兄ちゃんだ……あの女もいる。ルルドって言ったわよね」

 カエデは胸を押さえるようにして懐に手を置くと、真剣な眼差しでルルドに礼を告げた。

「ありがとう。貴女のおかげでお兄ちゃんに追いついたわ」


   /


「確かに新しいルールが必要ね」

 玉響は白のクィーンと黒のポーンを見ながら苦笑した。

「こんな動き方をするなんて思ってもみなかったわ。こっちでも色違いの駒が一緒になって動いてる。もう一組の方はどうなってるかしら?」


   /


 その頃、アイズとグラフは──


「ネコーっ!」

「ネコだーっ!」


 ──馴染んでいた。


「すごーい、まさか生であのネコが見られるとは思わなかったわ……」

「いや~、あれって立体で見るとあんななんだね~」

 ほんの十数分で旧来の友にも似た連帯感を獲得した二人の前を、細長い身体のネコがピョンピョンと飛び跳ねて行く。

 ネコが消えた後には水兵の姿をしたペンギンたちが現れ、コミカルなダンスを披露し始めた。

「おおっ、ペンギンの水兵さんだ! 俺あの歌が好きでさぁ、実はダンスも踊れるんだよね~。 ペーンギンの水兵さんが、水兵さんが、ホイっ」

 ペンギン達に混じって踊り始めるグラフ。何処まで本気かわからないが、結構楽しそうだ。

「さっきも聞いたけどさ。なんで貴方そんなに詳しいの? クラウンなのに……」

 何気無く尋ねたアイズの言葉に、グラフの動きがピタリと止まる。

(あれ、何かまずいこと言ったかな?)

 アイズは思ったが、グラフは平然と笑ってアイズのそばに来た。

「そうだな……俺はクラウンだ。君も知っての通り、人殺しのための人形だ」

 言葉と共に、グラフは左手を振り上げ──アイズが反応するよりも速く、アイズの銃を奪って周囲に向けて連射した。

 それぞれの方向で、機械が壊れるような音がする。アイズが驚いて周囲を見渡すと、そこには矢の自動発射装置や落とし穴、ワイヤートラップなどの残骸が転がっていた。

 最後の一発で頭上から落下してきていた槍穂を砕き、グラフは銃をアイズに返して微笑んだ。

「守らなきゃダメなんだろう?」


 罠に囲まれた危険地帯を抜けて、少し後。

「知りたいかい? どうしてクラウンである俺がこんなことを知っているのか」

「……ええ。どうしてなの?」

 アイズが促すと、グラフはいつも通りの戯けた口調で話し始めた。

「俺とアートは──ああ、あの俺と一緒にいた赤い髪の奴ね──俺達二人は、一般の人間生活に溶け込んで任務を遂行できるように人間としての教育が施されているんだ。俺の場合なら設定年齢である17歳の、ごく普通のハイム国民と同じような会話ができるようにね」

「そうか、私達の年代の子なら……」

「そう。統計によると、10歳から20歳までの国民の内、97.3%の人間が“名前のない通り”を知っている。だから俺達も知っているのさ……偽りの記憶としてね。

 ちなみに俺は第二層の中流家庭の次男として生まれ、地方の学校に寮住まいで通っているということになっている。趣味はサッカーに手品、勉強の成績はいつも中の下、好きな色は髪と瞳の色と同じで緑。そしてなんと、12歳の時に好きな女の子に告白して振られた、ということになっている。妙な話だろう? 俺は生まれてこのかたコンピュータ相手の学習と戦闘訓練と、任務以外はしたこともないのにだ」

 グラフの顔は相変わらず笑っていたが、その瞳は悲しげだった。

「ま、そういうわけで俺は“名前のない通り”を知っているんだ。味気なくてガッカリしたかな?」

 アイズはしばらくの間、うつむき加減で考え込むようにして黙っていたが、やがて顔を上げて尋ねた。

「貴方は──“名前のない通り”が嫌いなの?」

「え? いや……俺は好きだな、うん。アートの奴はバカにしてるけど」

「なら別にいいんじゃない? 偽りの記憶でも」

 こともなさげに言うアイズに、今度はグラフが戸惑いを見せる。

「君は本当に変わった女の子だな。普通そこでそう言うか? “キャー、やっぱりクラウンって人間じゃないのね!”とか、何かあるだろ?」

「それを期待してたの? 変な奴」

「いや、そーじゃなくて……」

 グラフは居住まいを正すと、真剣な表情で一歩アイズに詰め寄った。

「例えば、こうは考えられないか? 俺が“名前のない通り”を好きなのもプログラムの一部に過ぎないって。あのエンデとかいう奴も言ってたけど、俺達クラウンは所詮ハイムの造り出した道具だ。俺のこの性格も、結局は敵を油断させるためのもので、実はチャンスが訪れるとグァーッと……」

「するの? それに私を殺すなら、もうずっと前からチャンスだよ」

「……しないよ、そんなこと。でもさぁ、俺は戦闘用人形で……」

「自分が戦闘用人形だってことがそんなに好きなの?」


「そんなことは……」

 反論しようとして、グラフは不意に気がついた。

(結局、俺は……)


「ほら、人間でも好みとか性格とか、全部自分で決められるわけじゃないでしょ? 例えば親の趣味とか性格って、子供にも影響を与えるものだし。そう考えると人間だってプログラミングされてるところがあるわよね? だからさぁ、そんなに気にするほどのことでも……」

 グラフはしばしアイズの顔を見つめていたが、

「……クッ……ハハハハハハハハハッ!」

 突然大声で笑い出した。

 いきなりのことに驚き、あとずさるアイズ。

 やがてどうにか笑いを堪えると、グラフはアイズの足元に跪いて言った。

「アイズ・リゲル君……いや、アイズ。今度こそ本当に君に降伏させてもらうよ……ククッ、ハハハハハハ……!」


 地面に大の字に寝転んで笑い続けるグラフを見ながら、アイズは思った。

(クラウンって、いきなり笑う奴が多いわね……)


「なーんだ、俺も結局は自分が戦闘用人形だってことの上でしか物事を考えてなかったってわけか! なーんだ、つまんね!」

 グラフは思いっきり伸びをすると、まるでアルバイトに飽きた怠け者の学生のような口調で言った。

「俺……クラウンやめるわ。うん」


   /


 一方、その頃。

「大丈夫かパティ、足の怪我は?」

「ええ、大丈夫よ。それにしても、ここはどの辺りなのかしら?」

 パティとケイは森の中で道に迷っていた。

 ケイは方角と距離をほぼ正確に把握しながらパティを追ってきたのだが、イマーニの幻影に囚われている間に現在位置がわからなくなってしまったのだ。

 ケイは枝葉越しに狭い空を仰いで呟いた。

「まだ昼には早いか。せめて暗くなるまでに海岸に出られれば……」


 ──と。


「……ケイ、静かに」

 周囲に複数の気配を感じ、パティはケイを制して立ち止まった。

「誰なの? コソコソしていないで姿を見せなさい!」


「たいした勘の持ち主だな。流石はメルクの長官と言うべきか」

 声と共に、周囲の茂みに潜んでいた武装集団が一斉に立ち上がる。

 そして男達の奥から、若い男女が姿を現した。

「御初にお目にかかる。パティ・ローズマリータイム殿」

 ハースィードを後方に控えさせ、オリバーは一歩前に進み出た。


   /


「お兄ちゃん……お願い、気がついて……!」

 その様子を少し離れた木陰から見つめるカエデの手の中には、オリバーの銃が握られている……。

 

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マリオネット・シンフォニーは週連載作品です。
更新は毎週水曜日を予定しています。

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作者ブログ 森の詞

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