明かされた真実
誤字・脱字があるかも
『マイ・グランドサーーーン!!!』
と言いながら、ルパンダイブをかましてくるデデデ大王・・・しかし
「ッ⁉︎、きっもいんだよ!!!」
(絆深流格闘術・脚ノ型一式ッ!)
紅葉はいきなり飛んでくる大王に向かって・・・
「『乱脚』ッ!」
「お、ごふっ⁉︎」
乱脚(回し蹴り)をした。
蹴りをくらった大王は勢いを抑えきれず、蹴飛ばされた方向に吹っ飛び
ドォーン!「ゲフッ⁉︎」
壁に激突した
「な、何だあのジジイは、人の親父の名前を聞いた瞬間、ルパンダイブかましやがって・・・おい摘姫!警察に通報だ!」
紅葉の言葉を聞き、摘姫は制服のポケットに入れていたスマホで通報しようとするも
「・・・ダメ、くぅ、ここは異世界、電波が無い」
「あ、そっか・・・」
「いやいやいや⁉︎、おい紅葉⁉︎」
「何だよ春馬」
「何でそんなに落ち着いてるの⁉︎、お前っ今、大王に回し蹴りしただろ!」
「だって、いきなり変な事言いながら、ルパンダイブかまして来たもん・・・」
「いや、それはそうだが・・・」
春馬が納得しかけても、この人が許さない
「紅葉君⁉︎」
「は、はい!」
はい、監督来ましたぁ
「今、大王さんに回し蹴りしたよね!」
「・・・はい」
「謝って来なさい!」
「いや、だってさぁ」
「だってもダンテもありません!さぁ!」
「・・・はい」(柚子っちって、監督よりオカンだな)
「何か言った⁉︎」(ギロッ!)
「い、いえ、何でもありません!」
と、紅葉が大王を蹴り飛ばした方を見てみると、そこには
「ふぃー驚いたのぉ、まさか”スカーレット”が得意とする技を使うとは、流石じゃのぉ」(コキコキ(肩を鳴らしている音))
「「「「「・・・・・・・・・」」」」」
壁が壊れた時の埃で衣装が汚れてはいるものの、全くもっての”無傷”の大王がそこに居た
「おいおい・・・、マジかよ、結構本気で蹴った
ぞ・・・」
「ふむ、今のが本気かの紅葉よ」
「そ、それがどうした!」
「威勢はいいのぉ」
互いに睨みあう(睨んでるのは紅葉だけ)大王と紅葉、だが
「デリアリーデ様!何をしておられるのですか!」
「・・・くぅにぃ、ストップ・・・」
大王はシウマに、紅葉は炎に止められた
「ど、どうした、炎?」
「・・・くぅにぃ、さっき、デデデが、・・・ルパンダイブ、した時に、・・・言ってた事を、思い出して・・・」
「大王がルパンダイブした時?確か・・・」
『マイ・グランドサーーーン!!!』
「だったよな」
「・・・ん、くぅにぃ、意味、分かる?」
「え?えーと、何だっけなぁ・・・」
「・・・マイ・グランドサン、この、世界では、・・・何て、言われてるか、分からない、けど、・・・えん達の、世界、での意味は、・・・”自分の孫息子”」
「・・・は?」
炎の解説を聞いた紅葉は目を丸くする
「ま、孫息子?いや、そんな、まさか・・・」
「・・・思い出して、くぅにぃ、・・・あの、・・・シウマって、人の、・・・先代勇者の話」
『はい、と言っても貴方方は二代目ですけど、先代の勇者様は”十数年前に召喚され、最後はこの世界でご家族を作り、元の世界に帰られましたが”』
「・・・もし、この、十数年前に、召喚された、勇者が、”お父さん”、だったら・・・、この世界で家族を作った、つまり、・・・この世界で、紅さんと、結婚して、何かしらの、方法で、元の世界へ帰った、・・・これで、全てに、辻褄が、合う・・・」
「・・・・・・」
紅葉は考えた、『何故、”母”紅が親の事を話せなかったのか、答えは話ても信じてもらえないかも知れないから、もしいきなり母さんが『貴方のおじいちゃんは異世界に居て、ある王国の大王をしているのよ』っと、言われて信じられるか?無理だ、だから母さんは話さなかった』
『何故、自分の髪色が白銀なのか、親とも父親の親とも違う、先祖返りかと思ったが違う、答えは目の前にいる母の父親らしき人の髪が自分と良く似た白銀髪なのだから、最初は白髪かと思ったが、違う、よく見ると自分の知ってる白髪とは違ったからだ』と
「・・・くぅにぃ、大丈夫・・・?」
「あ、あぁ」
「お、おい紅葉、本当に大丈夫か?顔色がおかしいぞ」
「くぅ・・・(紅葉の裾を掴む摘姫)」
「ね、ねぇ炎ちゃん、さっきの話がもし本当だったら」
「和葉さんが1代目”勇者”で、紅さんが”異世界人”・それにこの国のお姫さんって事・・・⁉︎」
「・・・ん、考えが、当たって、いれば・・・」
「お主の言っていることは当たっているぞ」
「「「「「⁉︎」」」」」」
と、今まで黙っていた、デリアリーデが口を挟む
「和葉と言うのはお主らの先代勇者の事じゃ」
「い、いや、名前が一緒なだけかもしれねーしよ」
「うむ、ワシも最初はそう思っていたのじゃが、確信を持てたのは、紅葉・・・お主のおかげじゃ」
「お、俺?」
「あぁ、お主を最初見た時は他人の空似かと思ったのじゃが、紅葉と言う名前と主の父親の名前が一緒だった事でのぉ」
「じ、じゃあ、俺は・・・」
「うむ、正真正銘ワシの孫・・・このデリアーク王国第一王子じゃ!」
「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・え」」」」」
「「「「ええええぇぇぇぇ⁉︎」」」」
幼馴染み達が驚く、普段声を上げたりしない摘姫や炎までもが大声を出し驚く・・・そして紅葉は
「・・・・・・・・・王子?え?俺がか?」
次回の更新も一週間程度ぐらいです