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常識外れの異世界無双(手直し版有り)  作者: ともちー
第1章、来たぜ異世界!新ヒロインと明かされる真実!
11/15

召喚された理由

今回からside分けをします


誤字・脱字があるかも

side:紅葉


『異次元箱』

契約石:戦乙女(ヴァルキリー)


ふむ、まずは整理だ。

俺は今初めて、この異次元箱の使い方をしった。ということは、記憶喪失になる前の11年前の俺が入れて、今に至るってわけか。


「クレハよ、いったい何が入っていたのじゃ」


ジジイが中身を聞いてくる。まぁ、ガキの頃の俺が入れたと思っているなら当然かもな。


「契約石・・・かな、そんな物が入っているんだけど」

「け、契約石じゃと⁉︎」

「あ、あぁ、何かマズイのか?」

「い、いや、マズくはないのじゃが・・・、ちなみに、何の契約石かの?」

「何のかは分からないんだけど、契約石の後に”戦乙女(ヴァルキリー)”って書いてあるんだけど、これか?」

「ふむ、戦乙女(ヴァルキリー)・・・か」


名前聞き、ジジイは少し黙ると


「クレハよ、契約石の説明は後でもいいかの?。部屋も変えたい」

「まぁ、いいけど・・・」


ジジイが話し終えるとシウマが話し始める。


「皆さん遅くなりましたが、そろそろ私達が召喚を始めた理由をお話しします」


シウマの言葉で俺達は身を引き締める。


「十数年前、私達の世界は種族同士の争い以外では平和でした。”迷宮神”が現れるまでは・・・」

「迷宮神?」

「はい、何故か理由も無く、所々に迷宮(ダンジョン)を創り出し、魔物を生み出し続ける。人々の脅威・・・さらに、迷宮は街、村にも創り出されます」

「最悪だな、そんなとこに創られたら町民や村民まで巻き込まれる・・・そして、魔物の餌となる」

「えぇ、ですから、このデリアーク王国を含めた各国で迷宮神討伐同盟を組み、迷宮神を討ちに向かいましたが・・・」

「負けた・・・と」

「いえ、決して楽とは言えませんが、何とか迷宮神を討ち取ることに成功致しました、ですが・・・」

「ですが・・・?」

「迷宮神は不死身でした・・・我々がどれだけ攻撃を加えても決して絶命には至りませんでした・・・そこで、我々が考えついたのは古来より伝わる・・・」


シウマは少しためて


「勇者召喚です」

「やっぱりか・・・」


シウマの説明が終わると、ジジイが


「やっとのことで召喚したら、あのカズハじゃったんじゃ・・・はぁ」


ジジイが疲れたように溜息を吐く、親父は何をやらかしたのか・・・


「ま、まぁ、カズハ様のお蔭で迷宮神を討ち取る事が出来ましたし」

「ん、そうなのか?」

「えぇ、カズハ様の勇者称号は『全魔の勇者』全種類の魔力を使えます。まさに、迷宮神を討ち取る存在だったんです」

「全種類て・・・」


確か、俺は雷、春馬は氷、柚子っちは風、摘姫は闇、炎は火だったはず・・・、それをあの親父は全種類・・・か、ん?


「だったら何で、俺達は召喚されたんだ?。迷宮神が討伐されたんのなら、今はその種族同士の争いか?」

「いえ、種族同士の争いも未だに絶えませんが、それをも凌駕する事態が」


他に何か・・・あ


「まさか、迷宮神が蘇ったーとか?」


冗談半分に言ってみると


「・・・は、はい、まさにその通りです・・・」


俺達は顔見合わせる。


「それで?迷宮神を倒せば良いのか?」

「し、召喚するまではその考えでした。でも、召喚されたのはクレハ様達でした、で、ですか・・・」

「ですから、俺達には戦いには出てほしくないってか?ふざけんな」

「・・・え」


俺はシウマの言ってることに腹が立って来た、

ちらっと春馬の方を見てみると、どうやら春馬も俺と同じ考えらしい、少し青筋が出ている。


「確かに、柚子や炎ちゃん、摘姫には俺や紅葉は戦うことには反対だ、だけどな」


俺と春馬は頷き合う


「「俺達を戦いに出さねぇっつーのが気に食わねぇんだよ!!!」」

「「・・・はぁ⁈」」


せっかく異世界に召喚されて、魔法が使えて俺TUEEEEが出来ると思っていたのに、戦いに出してもらえないなんて・・・ふざけんじゃねーよ・・・


「よ、要するに、戦いに出せ・・・と?」

「あぁそうだ、魔法が使えるようになるのに戦えないなんて拷問じゃねーか」

「ふ、ふははははッ!、自ら戦いに出たいだなんて、クレハもやはり竜人種(ドラグニマ)じゃな!」


ジジイは嬉しそうに笑っている。竜人種(ドラグニマ)って戦闘種族なのか?




まだまだ説明したりない・・・

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