出会いと始まり!?
「いつてきまーす!」
私は瑠音(りおん)。今は父+居候執事と暮らしてます。
今日は新学期。いつもの通学路がなぜか新鮮に感じる。昨日の雨で白いフェンスが濡れている。太陽に照らされ、キラキラと輝く雨粒は、まるでダイヤモンドのようだ。私のこの1年も、この雨粒のように輝いていますように
ガラガラガラ
ふぅー、間に合ったー。
「遅刻5分前で「間に合ったー。」は、ないだろ!」
「よっ、読まれた。」←(いつものことです・・・)
こいつは緑川一颯(みどりかわいぶき)。いい忘れてたけど、内の執事はこいつです………。多分皆「は?意味分かんない」て、思ってるよね?去年この学校に転校してきたんだぁ。私もこの時年齢知ったんだけどね。今だに謎目いている所もあるけど、とにかくいつ、どんな時でもくっついてくる迷惑なやつ。本人からすれば仕事?使命?ま、私には関係無いけどね♪
「まっまさか、同じクラスじゃないよね?家以外でも一緒なんて考えらんない。」
「あのなぁ、この教室にいるんだぞ。見りゃわかるだろ。この鈍感女!」
執事の癖に生意気!超ムカつくんですけど!
「怜音さん、一緒に帰る?」
「はい。お願いします。」
正直言って、私はああいうタイプって苦手、好まないっていった方が明確かも……
あっ、そうそう。あの子は花園怜音。今年、そう今日からこの中学に転校して来たの。
まあ私には関係ないか~。私もそろそろ帰ろっと。
「緑川、私と一緒に帰りなさい!」
「俺は今日無理、それに俺はお前みたいに暇人じゃないの。わかった?」
「はいはい。今度私にその口調でしゃべったらお父さんに首にするよう言っとくから。」
「一人だからって寄り道すんなよ!」
「あんたに言われたくないんですけど。」
ふぅ、そろそろ帰るかな。
「ただいまー」
「やっと帰ってきた。お前遅すぎだろ!」
「そんなこと言っていいの?お前の首かかっててるのに。」
「おっ、お邪魔してます。」
「そんなことより、おやつまだ?」
「ってええーーーーーーーーーー!一颯の言ってた暇人じゃないって、まさかこの事?」
「突然押し掛けてすみません。瑠音さん。」
一度話したことないのに、私の名前知ってる!私の家も知ってる!それに、どうして私の家に用があるの?もう、訳わかんない。
「真面目な話です。実は私は、瑠音あなたの双子の妹です。」
「父と母が離婚理由した理由知ってる?それは母が魔力を持っていたから。そう、母は魔法の国の王女なの!」
「そっ、そんなぁーそんな事聞いてない・・・・・。第一、私の事そこまでバカにするの?いくら私がバカだとしても、そこまで言うことなんかないじゃん!もう知らない!」
ガチャン
「私そんなつもりじゃないのに。」
「お前、いきなり『魔法』だとか『王女』だとかいったって、相手が相手なんだから。わかるだろ怜音なら。」
「そうだよね。私の言い方が。悪かった」
「でも怜音、あれのこと確認したのか?」
「はい。hand star、確かにありました。」
<つづく>
いかがでしたか?
実はこの話は、元々漫画に使うつもりのものでした。なので少しセリフが多いです。
私の初小説読んでくださって本当にありがとうございました。
これからも、『hand ☆star』をよろしくお願いします!