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ソラ  作者: maiko
第3章 フユコイ
12/19

冬空-俊介said-

遅くなって申し訳ありません(´;ω;`)

スースー

「もう寝た??」

気持ちよさそうに舞が眠っている。


本当は今頃、まだ舞と遊園地で遊んでるはずだった。

今日は朝から楽しみで。

天気は快晴!!

朝からどんな服を着ようか。何を話そうか。

そんなことばから考えていた。

それは俺だけじゃなくて、舞も。

いつもより、オシャレな服。

いつもより、大人っぽいメイク。

いつもより、可愛い笑顔。

思わず、「可愛いじゃん」なんて言ってしまって(笑)

頬を赤らめる舞が面白くて。

手なんか差し出してしまって。

今日をめいいっぱい楽しもうと思った。

そして、2人でいろんなものに乗った。

絶叫・絶叫・絶叫のオンパレード。

遊園地なんて何年ぶりだったかな。

すごく、楽しかった。

けど・・・気づいてあげられなかったんだ。

舞が、体調を崩した。

俺が振り回しすぎたから。

俺1人で舞い上がって、舞のことを考えてなかった。


「舞ー?大丈夫かー?」

「うん・・・多分・・」

「はい、飲みもん買ってきた。」

「あ、ありがとー」

「吐く?吐く?」

「吐かない!!」

「医務室行く?」

「いいっ、大丈夫だから・・・」


大丈夫なわけないだろ。

苦しそうだし・・・どうしよう。

ごめん、舞。俺のせいだな。

だけど、舞はまだ帰りたくないと言った。

せっかくの時間。俺もまだ解散はしたくない。


「・・・舞、うちくる?」


思わず出た言葉がこれだった。

それに応えるように舞は笑顔で頷いてくれた。

ほんと、舞といると飽きないし楽しいし面白い。

家に来てからも昔みたいにいっぱい話せた。

今日はいろいろあったけどこれもよかったのかもしれない。

そして、楓の事も舞のおかげで忘れられてる気がする。

舞には感謝することがいっぱいで。

そして、いつも俺のこと見て、応援してくれる大事な人。


って思ってるんだけど、当の本人は寝てるしなぁ(苦笑)


「あ、写メっちゃお。」

カシャ

「クククっ。面白いっ。待ち受けだな、これ。」

「んん・・・」

ヤベっ、起きちゃう。

俺はそっと舞の髪に触れた。

「今日はごめんな、舞。」

そして、俺も眠りについた。


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