ギルド加入 6
テキパキ動くみんなの姿を見つめ調理場に目をやると楽しそうに料理をするシエルが居た。
(シエル...笑いながら料理作ってるな。楽しいんだろーなー)
そう思いながら見てるとキョロキョロ周りを見渡すシエル。
そして両隣を確認し目を輝かせながらルビーオレンジをパクリ。
幸せそうに味を噛み締めてるシエルが目を開けるとノエルがバッチリ見ていた。
『っ!!しーーーーっ!』
慌てて口元に指を立て合図を出すシエルに
『バーーーーカ』
と小声でハニカミながらノエルは返事返した。
ドキッ。
その表情を見たシエルは少し照れくさそうに視線を反らして背中を向け胸を抑える。
(ドキッて何?何?これ...?)
ニコニコしながらシエルの後ろ姿を見つめていた。
するとシエルが赤い顔をしながらノエルに近付いて
『ノエル...食べたの見てたの...?』
耳元で囁くシエルに
『あぁ。バッチリ。美味しそうな顔してたな。』
『皆には..秘密にしといてくれる?』
上目遣いのシエルにノエルはドキッとした。
『わ、わかったよ!』
少し照れくさそうに顔を背ける。
『ありがとうノエル!』
そう言いながらシエルはノエルに抱きつき更に赤くなるノエル。
『ちょ!シエル!わかったから!』
(胸が当たってるー!!)
フェリスはそのやり取りの一部を見ていた。
少し不機嫌な表情で
『ノエル。おまたせ』と一言声をかけた。
『料理はまだ...だな。シリウスー!!後どれぐらいで料理完成するー?』
ヘクターがシリウスに声を掛けた。
『そうねぇ...後15分ってとこかしら』
『15分か。充分だな』
『そうだね。じゃあノエル。着いてきてくれる?』
そう言ってノエルを中庭に案内した。
シエルが初めてノエルの事を意識したんですが...上手く伝わりましたか?( * ॑꒳ ॑*)
さて!次回は手合わせします!
コメントしてくれると嬉しいです( * ॑꒳ ॑*)