人間だあああああああああ！
『よし、大体分かった。』
とりあえず分かったのは二つ、一つは《魔法》の存在である。この世界では魔法があり、《属性》と言う物があるらしい属性はそれぞれ《火炎・水・土壌・治癒・精霊》例外で禁忌とされている《黒魔法》選ばれし者しか与えられないとされている《神話魔法》それぞれの説明は追々。
魔法には格付けがされており、《初級・中級・上級・最上級》がある。それぞれの違いは威力、魔力消費量、である。基本的には上に上がる程威力や魔力消費量が上がる。魔法は魔法学校に通わないと使えない、魔法学校は中立…らしい。
もう一つは《スキル》スキルは魔法とは違う、神から与えられた力…らしい。スキルと魔法についての違いは、スキルが肉体や技を強化するのに対し魔法は魔力を使い、不思議な力を使う物である。スキルは2種類あり、武技と身体強化の二つがある。それぞれの違いは武技が技を強化、又は技そのもの。身体強化はその名の通り、足が速くなったりする。
そんな感じ…。テスターよく集めたな。
『マスター、誰か来ます。』
『誰だ？』
反射的に構える。
『…敵意がありません。味方と見て良いでしょう。』
『はぁ、良かった。』
構えを解く。
「レン様、鑑定のお時間でございます。」
「…鑑定？」
「ええ…鑑定ですが？」
「ああ！鑑定だな！うん！」
『おいテスター』
『何でしょうが？』
『鑑定って何だ？』
『5歳の誕生日に行われるイベントでしょう。多分。』
『おい多分って何だ』
『…』
『まあ良いテスターは俺の頭に居る認識で良いんだな？』
『正確には違いますがそんな感じです。』
『…何か…変わったな、お前。』
『そうでしょうか？』
『…多分な。』
「レン様？」
「あぁ！ちょっと寝ぼけているようだ！」
「…そうですか。」
「…行きますよ。着替えてください。」
「はーい」
数分後
「終わりましたかー？」
「終わったぞ。」
「んじゃ、行きますよ。」
「はーい」
『…にしても広いな、もはや城じゃないか。』
『あっ』
『？』
『今マスターはこの国の第一王子ですので。』
『！？』
『もっと先に言え！』
『…ごめんなさい。』
(にしてもテスターが忘れる？…まあいいや)
「ここです。…鑑定の結果で貴方様の運命が決まると言っても過言ではありません。」
(なにそれ怖い)
中に入ると高級そうな椅子に座っている老人がいた。
「それでは失礼します。」
メイドがドアを閉める。
「…この水晶に触れなさい。」
「…分かりました。」
触れてみる。
《ステータスを表示します。》
土日に次出来るといいなあ
