とある戦闘ロボ
不定期18時に投稿予定です…!
また。他サイトの方でも投稿しています。
2024/10/14 色々修正
「はぁ…はぁ…」
自由…!
「はぁ…はぁ…」
自由…!
「はぁ…はぁ…」
自由自由自由!
……まずい…!もう追手が来てる…!
『テスター?目的地まであとどの位?』
…ん?
『おい!テスター?』
…返事が来ない…!
「ジャミングか…!」
まずい…!早く逃げなきゃ…!
「…!」
目の前にトンネル!閉まってるけど!
「おらあ!」
「…!」
◆◇◆
意識を失っていたようだ、男たちに囲まれ、殴られる。
「…めて…」
…視界がぼやけて
…意識が消えゆくとともに過去の記憶が流れてくる。
最初で最後の走馬灯…見たくなかったな。
「…に…やめ…うぜ…」
子分らしき者が何かを言っている。
…聞きたく無いが…
「…丈……リー…い…ば…」
……死んだら何処に行くんだろうか?生まれてきてからずっと考えていた、…まあ数年前から考えてないけど。
天国に行くとか、異世界に行くとか、いろいろある、…結局の所、誰も死後の世界を知らないが。
…そもそもの話。機械に『死』と言う物はあるのだろうか…?
「…国に…る…な」
「……か………」
…ああ…死にたくないな…ようやく平和になったと思ったのに…。
…でも…
「ようやく死ねるな…」
兄貴面している奴が拳を振り上げる…恐らく、あれで死ぬだろう。
…死ぬ前、存在しない走馬灯が流れて来た。
こんな走馬灯、プログラムに存在しないが…
…酷い走馬灯だ…大体5歳位の男の子が親らしき人物に殴られている…明らかに日本の風景ではないが…
「…何で…」
あんなお城に住んでみたいな……
◇◆◇
「…死んだのか…」
『…死んでは無いようです、そもそもマスターには『死』と言う概念はありません。』
『ようテスター?』
『何でしょうか?マスター?』
『お前な!』
『?』
『…まあいいや、此処は?』
…目の前に広がっていたのは雲海の上、何故か浮いているようだ。
『…知りません』
『…』
こいつ…!
…とりあえず歩こうとした所、目の前に光が現れた。
「…何だこれ」
『わかりません…とりあえず触ってみて下さい。』
『いや怖いって…』
…触ろうとした所、その光は人の形になった。
「あー聞こえるかね?」
「!」
反射的に構える。
「待て待て、君に話があるんだ。」
「…」
構えるのをやめる
「さて、こっちに来なさい。」
「…わかった。」
『異世界で忍者になりたい!』も読んで下さい!