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それってプロポーズ?



「え〜、やだ〜!

それって、プロポーズ?レオン君」



わたしが返答に困っていると、部屋の入り口から楽しそうにする女性の声が聞こえた。


服装を見るに看護師さんだ。


手には替えの包帯や軟膏を持っていて、レオンの看病に来たのだと分かる。



「み、ミラさん…」


「タイミング悪くてごめんなさいね。

でもわたしにも時間内に終わらせないといけない仕事があって、これでも待ってあげた方なんだから感謝しなさい」


「待ってたってどこから!?」


「教えない。

いつまでも村のヤンチャ坊やかと思ったら、見ないうちにしっかり成長しちゃって…

でもね、大事なことはちゃんと守れるようになってから約束しなさい。今のレオン君にはハルカちゃんを縛る権利はないわよ」


「…知ってる」


「さぁ、包帯を替え〜…って、え!傷は!?怪我はどうしたの!?」



ミラさんとの会話でレオンの力が緩んだ隙にわたしは病室を飛び出した。



やっぱり、やっぱり…!


ミラさんのおかげで助かったけど、つまりそう言うことなんだよね!?



まさかすぎる推しからのプロポーズ…


急展開すぎだよ…!



シンヒロはまだ続いているソシャゲだから、告白や付き合うストーリーはあっても、プロポーズのストーリーはなかった。


あんな顔して言われるなんて…


ミラさんがいなかったら、わたしなんて返事していた?




突然転生した世界で、いくら推しとはいえ、モンスターに襲われたり怖い思いもしたのに、この物語を受け入れそうになってなかった?


記憶がこの世界に融合してるってこと?



病院を出たのにまだ顔が熱い。


思い出せば出すほど鼓動が速くなる。



次、どんな顔して会えば良いの。




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