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新たな世界でほのぼのと(旧作)  作者: 山鶉
新たな世界で
7/8

初めての昼食

 私、香花里あらため、フィオラは気づいてしまった。

 そう、死因が餓死であったことに。


 私はお腹が減ってキッチンに向かい、とりあえず一番大きな棚を開けてみた。すると開けた瞬間、真っ白なひんやりとした煙が広がった。なんと冷蔵庫である。

 この世界でも冷蔵庫があるんだ〜、便利だな〜とニコニコしながら冷蔵庫を除くと中には何も入っていなかった。そう、文字通りなんにも入っていなかったのだ。野菜とか、肉の破片でも入っていないのかもう一度よく見て見たが本当に何も入っていなかった。


 「お腹へった...。」

 どうしよう。見たところ鍋やフライパンはあるし、さっき調べてみたところ、なんとコンロにも火がついた。どういう仕組みになっているのだろう...。

 今のところ、道具は揃っている。しかし圧倒的に食材が足りない。というかない。

 ということで、さっきの書斎にあった『食べられる山菜の見つけ方』と『美味しい果物図鑑』を駆使して、とりあえず食べられるものを探すことにした。

 アンティーク風のおしゃれなドアを開けて外に出ると、長い草木の先に大きな海が広がっていた。これは大きな収穫だ。人間に必要不可欠な塩分はもちろん、ミネラルも得られる。もしかしたら私の大好きなお刺身が食べれるときが来るかもしれない... !大きく深呼吸すると澄んだ空気の中に少し潮の香りがした。風が私の長い髪を揺らす。今から始まる私のニューライフに心が高鳴った。

 とりあえず私は家の周りを探索することにした。家の隣には井戸と荒れた畑、農機具があった。井戸を覗いてみると、枯れてはいないようだ。畑の方は荒れてはいたが、なんと芋が埋まっていた。

何個か種芋に使ったとしても、少しの間の食料にはなりそうだ。

 家の裏には森が広がっていた。かなり大きな森のようで、遠くから獣の鳴き声が聞こえてきた。早速、私は山の中を探検することにした。もしかしたら獣に襲われるかもしれないが、このまま餓死するほうが嫌ということもあり、私はどんどん奥に進んでいくことにした。

 5分くらい進んだところで、小さな小川が流れているところにたどりついた。そこにはたくさんの山菜や小さな花が咲き誇っていた。ちょうど木々の間から光が差し込んできていて、神秘的な雰囲気がでている。

 私はそこで”わらび”、”こごみ”という山菜と”マルベリー”、”アケビ”という果実を採った。途中、うさぎや鳥がいるのを見たが、『どうやってさばけばいいんだろう...、美味しいのかな...?』なんて思いながら見つめていたからなのか、目があった途端、逃げていってしまった。

 15分くらい採集したあと、いったん家に戻ることにした。子供の体ということもあり、かなり探索する場所が限られた。

 

 家に帰ると、まず荒れた畑から芋を掘り出した。数えてみたところ120個くらいあった。3分の1種芋にするとしても、80個は食材になる。とりあえず炭水化物は確保できた。ちなみに芋は見たところじゃがいもの中でもメークインのようだった。

 ということで私は”じゃがいも”、”わらび”を使って、”じゃがいものガレッド”を作ることにした。


《じゃがいものガレッド〜わらびをそえて〜》

(材料)

・じゃがいも4個

・塩

・サラダ油

・こしょう

(作り方)

1.じゃがいもの皮をむき、せん切りにする。

 塩小さじ3分の1を振り、混ぜる。

2.フライパンにサラダ油を大さじ3ひいて、じゃがいもを全体に広げる。

 強火にかけ、フライ返しで全体をときどき押さえながら2分ほど焼く。

 パチパチ音がしてきたら中火にし、こんがりと焼き色がつくまで7〜8分焼く。

3.ひっくり返し、中火にかけたあと、サラダ油大さじ2をフライパンの縁から回し入れる。

 2分くらいたったら香り付けでわらびをのせる。(なくても良い)

 こんがりと色がついたら仕上げに塩とこしょうをお好みでかけて完成。


 私は出来上がったガレットを切り分け、食べてみた。じゃがいものさくさく感と、わらびのほろ苦い香りが広がりものすごく美味しい。

 とりあえず、今日のごはんはなんとかなったな、と窓を見るともうあたりは暗くなっていた。どうやら、もう夕食の時間だったらしい。どうりですごく眠たかった。

 食べ終わったあとお皿を洗い、朝起きた部屋に戻った。

 明日は荒れた畑の開拓と、魔法の練習をしないと...。あとお風呂に入らなくちゃ...。

 ベットに入るとすぐに夢の中へと吸い込まれていった。


 

 




 


読んで頂いて本当にありがとうございます!

明日から忙しくなるため、投稿ができない日もあると思いますが、これからもよろしくお願いいたします!

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