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旧)黒きエルク

 てらてらとぬめり脈動を繰り返す触手と角、体。血と体液と内蔵の匂いが漂う。動くたびに湿ったヌチャヌチャとした音がする。
 逃げ出したくとも逃げ出せない。
 ……
「ねえ、汚くて、臭くて、不潔なおじさん。僕の方が先だって言ってるでしょ? 耳が聴こえないのかな」
 男はいきなり裏拳で殴ってきた。身を少し引いてかわした。
「それって、敵対行為だね。いきなり子供に裏拳だもの。きれいなお姉さん、そうでしょ? 先に手を出したのはこのおじさんね」
 ……
 火の玉が飛ぶ速度は矢よりも早く、正確に的の真ん中に当たって的が爆発した。連続して撃ち、全部の的に当てて爆発させる。
 ……
「で、餌になるとして、僕の利益は? 田舎の組織だから財産ってほどじゃないでしょ? だめだね。そんな不確かなものでは足りない」
「……伯爵とのつながりではいかがでしょう?」
「たかが地方の領主とのつながりを、ありがたがれ、と?」
「……お金、裏組織、大商人、貴族とのつながり、どれもお気に」
「僕の欲しい物、わかってるんでしょ?」
 ……
「いる! 馬車を止めて! これ以上進むとまずい!」
「なに! わかるのか!」
「ああ、すごい数だ! 馬車を止めて!」
 ……

※この物語は、フィクションです。法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
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エピソード 101 ~ 104 を表示中
高地2
2022/04/12 08:26
高地3
2022/04/12 10:25
高地4
2022/04/12 10:34
高地5
2022/04/12 10:39
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