第五話 殲滅の氷冷棒
喰太はスイカを守りながら暗黒の化け物を倒そうと算段をかけていた。
そしてアイスの棒に全てをかけることにした。
アイスの棒が光る。
そしてスイカの水が纏わりつく。
そして氷のようになる。そのまますべての虚ろを殴る。
巨大化するアイスの棒は虚ろな暗黒の化け物を凌駕した。虚ろは砕けて消えた。
そのまま家に帰ることになった。
次の日、学校で二人は平常通り過ごした。そのまま放課後までいると暗黒の化け物……虚ろが現れた。
虚ろは虚ろな存在なのか、暗黒の影のような化け物だ。
スイカは水を発射する。
だが、芝刈りにいくお爺さんじゃないのでなかなか倒せない。
喰太は夢に思えるゲームをすることにしたのか、アイスの棒に全てをかけた。
アイスの棒を巨大化させて、空を斬る。
真空刃のように崩界の裂空を仕掛ける。
エネルギーを感じない氷霊の波動は殲滅を起こした。
虚ろを倒して、レベルが上がりましたのボイスがケータイから。
ケータイによるとレベルが上がるようだ敵を倒せば。
殲滅の波動を組み合わせて、伝承の破壊を止めれば、夢の支配か逃れられる。
スイカちゃんとはいいコンビしていると思う。
そしてARモンスターが現れた。
そいつらを仲間にしようとした。
倒して仲間になる様に餌をやればいいとか。
餌はプリセットで入っていた。
倒して仲間にするように餌をやる。
するとスライムのようなモンスターが仲間になる。
そして僕は深夜の学校を進む。進んで、スイカちゃんが帰ってしまったので……でも実は深夜ではなかった。
自宅にいて空中に出現したARモンスターを倒していた。
そして今日はお休みの日だ。
そんな日より、仲間を集めないと。
時間の中に交差する永遠の交差地点に友達のスイカちゃんがいた。
【 RIAL BATTLE APPETITE 】は複雑怪奇なゲームだ。
ARモンスターを仲間にしても戦闘で使用しても弱すぎて戦力にならない。
虚ろを倒すには自身のRMPを使用して、アイスの棒を強化しないと勝てない。
そんな普通じゃないこの状況はなんとかならないのか……
スイカちゃんは水を生み出して、放つ能力を持っているので、なかなか強力な仲間だ。
たまに公道で会う。夢に会えばすべてを放っていける。
時間の許す限り、戦慄の波導を感じる。
ボスが現れるようだ、とケータイから警告音が。
『ガンガロスが出現した』
すると零児が現れた。
「レイジ!? なんでここに……」
「お前らが二人だけだと心配だからだ……」
「レイジ来てたのですね……」
レイジは僕の幼馴染で隣のマンションに住んでいる。
よく遊んだ。最近は遊んでなかったんだが、それでも信頼関係はあるのかな。
レイジはARモンスターを従えていた。
だがここで僕は強烈な空腹感に襲われる。
そしてARモンスターを食べてしまった。
スライムを美味しそうだなと感じて食べた。
喰いつくした。
そして僕の中に芽生えるスライムの力。
『【粘性】獲得』
すると体がぬめぬめになる。
そしてアイスの棒にアイスが簡単に出現した。
食べる。腹が減らない。
でも甘い蜜を舐めているようなもんだからそこまでじゃない。
肉を喰いたい。
ARモンスターのうさぎ丸を食べようとする。
食べた。喰った。
空腹が満たされる。
そして『【跳躍】獲得』する。
そしてびんびんにジャンプする。
レイジが聖剣を構えて、ガンガロスに向けて放つ。優雅に切る。
切り落とす手を。エナジックに切り落とす。
動き回り、勇者のようにレイジは聖剣を回転させて、爆発させるように放つ。
跳躍した僕はアイスの力で氷礫を放つ。
そのままガンガロスを破壊する。
全ての動作を簡略化する。全ての動作は凌駕した。
エナジーを貰えたような気がする。
さらに空腹を満たせたような気がする。