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第四話 瞬来の大大の大聲を放つ鷹のような鯨

第四話 死神くんだと感じた? 残念わたしでした!


 いきなり近づいてくる……死神のような仮面をかぶった者。


 だれあいつ……あいつなにもの……怖いよママ……


「逃げるぞ……逃げる……あれ逃げられないすくんでいる立ち上がれない」


 僕は足がすくんでいた。足がすくんで立ち上がれない。


 それ でも 僕は立ち向かおうとした。


 武器はない。逃げ足はない。


 それでも僕は立ち向かう。


「来るな……来るなぁあああああああああああああああああ!!!!!」


「…………………………こいよ……少年…」


「いくぞ……いくぞ……おりゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」


 僕は声だけ出した。迫力のある大声を出した。


 手にはアイスの棒が握られている。


 もちろんそんなもので倒せるわけない。


 あったかい先ほど置いてあった手袋を装備している。


 それに靴も履いている、室内なのに。


 そしてあったかいサンタさんからのプレゼントの厚手のカーディガンを着ている。


 ズボンも厚手のボワボワした厚手の生地が分厚い毛皮のようなウールのような青い豪華なズボンだ。


 サンタさんはいるのかな……?


 でも勝たないと殺される……! 


 ならやらないと……死んじゃうよ…………



「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


「覇ぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁあああああああああああああああああ」


「餓ぁああああああああああああああああ漸ぁんぁん斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬山算懺残界剣!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




 猛心した言葉の攻撃を加えた僕はアイスの棒を握りしめて……敵を威嚇した。


 全てを破壊してやるという希望を胸に……留めて実際は傷つけないから……それでも敵は微動だにしない……どうした……?? なんだこいつ……いきなり……??


 その死神の仮面をつけた奴は……急に前向きに倒れた。


 膝から崩れ落ちる様に、胸からうずくまる。


 僕は駆けたわがままに無邪気に……でも届かない……届かないんだ…………もっと僕の前に早く届けば…………嫌だ…………届きたい!!!!


 僕は血を流した……流血するように我武者羅に走った……彼女?? が倒れそうな瞬間に抱き寄せる様に……でも間に合わないと感じた。でもそれでも僕は……毛布に包まれるように……でもダメダそんなんじゃぁ……嫌だ嫌だ彼女を救いた!!! だから……ここで本気を出す。



 駆け寄った瞬間に全生命力を賭けて、僕は彼女を抱き寄せた。


 でも彼女の体は重くて僕はクッションになるしかなかった。


 そして彼女? だった……やっぱり女の子だ。


 仮面の下には女の子の顔があった……でも痩せ干せていて……なんか苦しそう。


 僕は……すぐに先ほどの水を飲ました……だがそれでも回復しない。


 そうだ……昨日食べなかった、コンビニのパンがある。


 それを食わせれば……確かコーンパンだセブイレの……これを上げれば……食べさせれば……


 僕はすぐにちぎってあげようとするが……ダメダ飲み込まない……ならば……口移すしかない。


 そして僕は咀嚼して、よく唾液をからませて、口移しでパンを喰わせた。


 緊急時だ、女の子も許してくれるろうと思った。

 

 あとで変態とか言われてもしかたない。


 そして……パンを与えたら……彼女の体が光った。……!? って光るんかい??


 そしてついに彼女の体が光に包まれて。澱みがなくなる。そして、彼女の血色がよくなり、人間の健康体としての色が戻る。


「ここは…私は…………喰太君!!!、(抱きっ愛してる……よ喰太君!!!)」


「あれっもしかして水榎ちゃんっだよね……なんかいつもと違うねボーイッシュだぁ……? ね本当に髪型変わっているよ……??」


「あっこれ……? はねゲームの機能だよ……髪型変える機能があるの……」


「そうなんだ……でも僕もこれインストールしてるけど……ぜんぜん使い方わからなくて……」


「私が教えてあげるよ☆ これがこれでこうして……」


「そして僕の髪型もなんかリッチになった。それにかっこよくなったような……」


「独り言?? 私に聞いてて欲しいの? ほんと喰太君はかわいいなぁ~~(love)!☆彡 いいねそれ……似合ってるよっかっこいいよ君は!!」


「そうかな……? でもスイカちゃんはなんでここに?」


「それが覚えてないの……いきなり変な化け物に襲われたと言うことは覚えているけど……でも体のほうは異常ないし……変だね?」


「まあそういうこともあるでしょうに……それより僕は帰りたいよ」


「じゃあ一緒に還りますか!!」


 そして僕たちは帰路に着こうとした……だが帰り道で暗黒の化け物たちが僕たちを待ち構えていたのだった。


「なんなのこいつら……!?? どうしよう喰太君……怖いよ…………」


「僕が守ってあげるよ……なんとかするから…………」


 しかしどうしようと僕は考えた。何か策はないか……何か策は…………


☆☆☆●●

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