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悪夢の日
ご覧いただきまして、ありがとうございます
【胡蝶の実】は10年前に創作した未公表オリジナル小説を、人物名や場面を変えて掲載致します
中国風ストーリーです
かなり思い入れのある話ですので、最後までお付き合いいただければ幸いです。
『これは…現実なの?』
少女の目の前には血だらけの青年が倒れている。もう息をしておらず、動く気配が感じられない。
『う…そ…こんなの…嘘よ』
青年を殺したと思われる男が剣を片手に、少女の方へ向かって歩く。男の服には大量の返り血が付着している。少女は恐怖で立ち上がることが出来ず、血と煙が充満する村の中で、泣きながら叫び声を上げた。
「いっ、いやああああああ」
昨日までは静かで平和だった村に怒号と悲鳴が飛び交う。
次話に一日戻して過去の話をアップします
彼女たちの日常がわかると思います