世界を救った最強の武道家は転生して魔法を極める

　百万人に一人と言われる魔力を持たない子として生まれた男は武道家になった。それも一人でドラゴンを余裕で倒せるほどの…。そんな世界最強の武道家は国を救うためにその人生を終えた。
　男は人生を終えたと思っていたら、急に意識がはっきりした。「どういうことだ？」男は周りを見回すと白ひげを長く伸ばしたおじいさんがいた。「世界を救ってくれて感謝しておる。褒美に魔法を使えるよう魔力を持った体に転生させてあげよう」「まじか！？」
　そのおじいさんは神様で、男が世界を救ってくれたことに感謝していた。そしてその褒美として、魔力が無く魔法が使えなかった男を、魔法が使える体で二度目の人生を与えた。
　これは魔法を使えなかった男が、フルスラック=クロスロードとして、第二の人生を魔法とともに思うがままに生きるお話。