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リンゴ太郎2  作者: oyj
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第5話

ランディは言いました。

「しかしお前、生きてたんだな・・・」

タマタマは言い返しました。

「お前こそ、馬刺しにされずに済んでいるようだな」

ごもっともでした。


「で、俺達に何の用だ?存在自体が下ネタ野郎」

「酷い言い草だな・・・まぁ良い、これを見るがよい」

タマタマは一通の手紙を取り出し、リンゴ太郎に渡しました。

「『どすこい厳竜島にて待つ・・・武蔵 (はぁと)』。何だこりゃあ」

「見ての通り、挑戦状だ」

「どこがだ」


桃太郎が口を開きました。

「武蔵・・・聞いた事がある。何でも希代の馬鹿だとか」

ランディも付け加えます。

「いやいや、何でもこの世で変態の限りを尽くしたキングオブ変態だろ」

リンゴ太郎も付け加えます。

「それだけじゃない、チンコが世界一デカいという噂だ」

「いやチンコのデカさは負けんよ!?オイラ」

ランディのどうでも良いツッコミでした。


タマタマはツッコミました。

「おまいら本当に下ネタしか無いのか!」

しかし彼が言っても、説得力は0でした。

「と、とにかく・・・武蔵とは剣豪界のチャンピオンだ!ってかおまいら会った事あるだろ!」

リンゴ太郎とランディの頭の中には、既に存在しないキャラでした。

そしておそらく、読者の頭の中にも、もう・・・

「おいおい悲しい事ゆーなナレーション!」


「で、こないだ小次郎を倒してチャンピオンになった武蔵が、おまいに挑みたいんだって!」

「ふーん」

「何でも武蔵は悪魔の力を手にして、小次郎を倒したらしい・・・放っとけんだろ!」

「いや別に」

しかし桃太郎は言いました。

「このままでは話が進まない、連載中止だ。リンゴ太郎、どすこい厳竜島に行こう」

「それはヤバい!行こう!」

そしてタマタマの船は、4人を乗せてどすこい厳竜島へと向かいました。



「案内ご苦労!」

船が着くなり、リンゴ太郎はタマタマを一刀両断しました。

「ぶはっ!・・・にやり」

「(ドMかよ・・・)」


「よくぞ来たな、リンゴ太郎!」

そこには噂通りチンコがデカそうな男がたっていました。ビンビンです。

「このナレーション最近調子に乗りすぎだろ!」


「リンゴ太郎、いつかお前に奪われた我が刀『残月』、返してもらうぞ!」

「逆恨みも甚だしいZe☆」

全然逆恨みではありません。


「リンゴ太郎の持つ『残月』、そしていつか桃太郎に奪われた『真月』・・・」

武蔵は語ります。

「それらを使えば、俺の二刀流は完成するのだ。まずはキサマを倒し、そしていずれ桃太郎を倒す」

「ってゆーか」

リンゴ太郎は言いました。

「桃太郎も武蔵の刀奪ってたのか」

桃太郎は言いました。

「昔世界を制覇してた時にな・・・テヘッ★」


「もっももも桃太郎!?何故キサマがここに!?」

武蔵は驚きました。

「キサマは鬼ヶ島にいるんじゃなかったのか!?」

「(こいつ情報古すぎる・・・)」


桃太郎は言いました。

「私は前回の戦いの傷(心のな)を癒したい。悪いが手は貸せんぞ」

「大丈夫だ、俺に任せろ!ランディもおとなしくウンコでもしてな!」

ランディは今回も出番が無さそうでスネました。


「では行くぞリンゴ太郎!通りすがりの悪魔に貰った刀『豪鬼』と『絶鬼』、喰らえ!」

武蔵の二刀が、リンゴ太郎の口に向かいます。

「喰らえってそーゆー事かよ!通りすがりの悪魔って怪しめよ!」

「ツッコんでばかりでは勝てんぞ!」

全くです。


リンゴ太郎は困りました。

「(そーいや俺まともに戦った事あんまない・・・どーしよ)」

武蔵は攻撃を続けます。

「ほらほらほぅらぁ!うりりりりりりり」

リンゴ太郎は慌てました。

「ヤバいヤバい!とっとりあえず・・・おならプー!」

リンゴ太郎は屁をこきました。

場が凍りつきました。


しかし数秒後、リンゴ太郎の言葉に反応し、大猿の霊が現れました。

「あれは・・・ダンカン!」

ここは猿海、桃太郎の部下のダンカンが死んだ場所の上でした。

「そして『おならプー』・・・奴の最後の言葉だった!」

ランディはどうでも良い伏線に気付きました。


「桃太郎とダンカン、何か知らんが力を借りるぞ!」

リンゴ太郎がTSUNAMIを唄うと、大津波が起こり武蔵を巻き込みました。

「俺の存在意義って・・・ぐはっ!」

そしてガンツの台詞をパクり、武蔵は敗れました。


「今回はストーリーもネタも微妙だったな・・・」

「全くだ。で、次はどこに行く?」

そこにタマタマが来ました。

「まだ生きてたのか・・・」


「そんな事より!この先の動物村に悪魔が現れたらしい!行くぞ!」

「動物村?」

「何でも人間語を喋る動物ばかりが暮らしているらしい」

「まぁ良い、悪魔が出たなら、ストレス発散の為に退治だな!」

ランディは、何かを思いました。

「(まさか・・・な)」

そして一行は、動物村へと向かいました。

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