第4話
遂に夢のタッグバトルは実現するのでした。
「何だこのナレーションは・・・」
まずゴンザレスが、桃太郎に襲い掛かります。
「桃太郎ぉぉぉーっ!」
物凄い気迫です。
どうやらゴンザレスには、桃太郎に対するよほどの重い思いがあるようです。
「だから何なんだこのナレーションは・・・」
「桃太郎!俺様はずっと、昔から貴様の事がッ!」
「何だ・・・?」
「大好きだったんじゃあーっ!」
「ゲイかよ!」
「好きじゃあぁぁぁ!」
ゴンザレスは、桃太郎にしがみつきます。
「はっ・・・HA☆NA☆SE☆!」
桃太郎は思わず遊戯口調になりました。
「好きじゃあぁぁぁ!」
ゴンザレスは、ここぞとばかりに桃太郎を触りまくります。
「この・・・糞ゲイがあああっ!」
桃太郎は遂にキレました。
「ゲイなんぞ皆死ねば良いんだ!寄るな、ウジ虫が!死ね!」
桃太郎は思わず人権を無視した発言をしてしまいました。
桃太郎はゴンザレスの腕毛ボーボー、むさ苦しくて汚い手を振り払いました。
「いやそこまで言わんでも良くないか!?」
そしてキモゲイのカス鬼、ゴンザレスから離れました。
「いやだからそこまで言わんでも良」
そして力を溜め始めます。
「石田ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
謎のwordを発し、桃太郎を闇が包みました。
「はっ!」
そして桃太郎は悪魔化し、「モモタロイザー」となりました。
「なっ・・・!」
ゴンザレスは驚愕しました。
「あの美しい桃太郎が、こんな醜い悪魔の姿に・・・!」
「ゴンザレスよ、お前は私を怒らせた」
悪魔の桃太郎の眼は、鋭くゴンザレスを睨みます。
「この姿にはなりたくなかったが・・・仕方無い!」
モモタロイザーは、己の能力を説明します。
「この姿の私は、完全に戦闘用。敵味方関係なく攻撃してしまうのだ」
ランディはすかさずツッコみました。
「いやお前普段から結構味方もやっちゃってるぞ!」
モモタロイザーはランディに突進します。
「おいおいおいおい敵はあっち!あっち!・・・アギャーッ!」
そして馬鹿を切り伏せました。
「馬鹿とは何だ・・・ぐぼっ」
「まず一人・・・次は、おまっお前だ!」
そして大事な所で噛みました。
モモタロイザーはゴンザレスに突進し、八つ裂きにしました。
「うぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ」
「破ッ!」
そしてゴンザレスは木っ端微塵になりました。
「そんなバナナ〜!」
「古いッ!」
モモタロイザーは終始キレていました。
そしてモモタロイザーは、桃太郎へと戻りランディの元へ駆けつけました。
「大丈夫かランディ!」
「お前のせいじゃ!」
一方、リンゴ太郎とガンツも激しく戦っていました。
「オラの修行話を聞くが良い・・・」
「いや俺の『半ケツ物語』を聞きやがれ!」
「オラの修行は過酷だった・・・」
「いや聞けってばよ」
どうやらガンツが押し勝ったようです。
リンゴ太郎に、ちょっとだけストレスが溜まりました。
ガンツは嬉しそうに話し始めました。
「オラの修行・・・それは山の中でオナニーしたり、海の中でしたり!」
リンゴ太郎は嫌な予感がしました。
「時には尻にローターを突っ込んだり、自分でフェラしてみたり!」
「この下ネタ野郎がああっ!」
リンゴ太郎はガンツから離れ、覚醒しました。
「ランディのことか――!」
ランディは無視しました。
そしてリンゴ太郎は光を集め、大爆発を起こしました。
そしてガンツは戦う前に、やられてしまいました。
「オラの存在意義って・・・ぐはっ!」
ボロボロになったガンツは、語ります。
「本当はわかっていたんだ、あなた達がオラを見捨てたんじゃあないって・・・」
「ガンツ・・・」
リンゴ太郎とランディは、ゆっくり近付きます。
「言い訳は見苦しいわ、小僧ッ!」
そしてガンツにとどめをさしました。
何とか強敵二人を倒した一行のもとに、ある男が現れました。
「リンゴ太郎よ、久しぶりだな!」
「あっ、お前は!」
どこかで見た海賊でした。
そして初めて見る桃太郎に、自己紹介します。
「ふっ、俺は海賊王ゴールド・」
「ロジャーか!?」
「ゴールド・タマタマだ」
「下ネタしか無いのかーっ!」