表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/33

僕のクラスメイトは戦場カメラマン。

 僕のクラスメイトは戦場カメラマンです。


 戦場カメラマンの佐藤さんは、僕に戦場撮影するから一緒に来ないか、と誘われた。


 危なくないのか? 危ないです。


「あの~佐藤さん? 今思ったんだけどさあ。どこの戦場に行くんだい?」


 放課後、佐藤さんに連れられ、僕は駅前に来ていた。


「まあいいから着いて来て。」


「う、うん。」


 どう考えても戦場って日本にはないよね。


 佐藤さんは、かわいいんだけど変わり者だ。


 電車に乗って、二つ隣の駅に到着。


「こっちこっち。」


「うん。」


 駅からしばし歩いて5分。そこは、


「ここが私の家よ。」


 なんと来たのは佐藤さん宅。一戸建てで大きくはない。


「えーと…。」


「来て。」


「はあ。」


 家の中に入る。内装は普通だ。


 入ってすぐにある階段を下りる。


 珍しいな。地下なんかあるんだね。


「ここにが私の部屋よ!」


「…………。」


…………。


「ほぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!」


 は? え? ちょ! マジ!?


「格納庫じゃねえか!」


 そこにはひろーいひろーい格納庫がありました。


「これが私専用のジェット機よ。」


 わー。すごーい。二人乗りだ。


 ほかにもジェット機が3台あることを見ると、家族全員が専用機を持っていると思う。


「乗って!」


「え、ちょっと待って! 佐藤さん操縦できるの?」


「うん。」


 まだ高1だよね…………。


「さあいくわよ!」


 格納庫の天井が開く。機体が斜め上を向く。


「ピクチャショット3! オールチェックグリーン!」


 名前ださっ!


「テイクオフ!」


ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!


 うひゃあ!はええ!


「ついたわ。」


「はやっ!」


 そこはコミケ会場。


「戦場じゃねえ!」


「いやいや佐々木君。ここは立派な戦場だよ。」


 うーん、まあそうかな。


「さっそく撮影だ!」


「あ!でも勝手に撮るのはまずいんじゃ…。」


「心配ない。ちゃんとモザイク処理はする。」


「なら、」


「顔以外。」


「意味ねええええええええええええええええええええええええ!」


「うそうそ。じゃはじめるよ。」


 そういって列に並ぶ佐藤さん。


「ほら、佐々木君も並びたまえ。」


 

 超待った。



「やっと会場入りだよ……。」


 もう疲れた。


「さあ早速。」


 サーモグラフィをでかいバックから取り出す佐藤さん。


「なんでサーモグラフィ?」


「ああ、それはここがどれだけ暑いかを伝えたくてね。」


「ふーん。」


「このサーモグラフィは高性能でね、服の温度は写さないんだよ。」


「へえ。」


「お、あそこの同人誌コーナーにたまっている人達はやたら暑そうだね。」


 そちらに目を向ける。みんな本に釘付けだ。それほど面白いんだろうな。


「ふーむ。やけに下半身の体温が高いね。特に股間の辺り。」


「へー。ってうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!」


 それってあれじゃねえか!エロ同人コーナーじゃねえか!


「今すぐやめろ! すぐにだ!」


「なんで?」


「それを公開してみろ! 多分『ww』とか『ワロタw』とかのコメントがネットででるぞ!」


「?」


 よくわかってないみたい。


「まずいいから!」


 その後は普通に撮影しました。


 


 お昼ごろ。


「そろそろほかの撮影に行こう。」


「どこにいくんだ?」


「スーパーさ。」


「戦場じゃねえよな。」


「まあ来てみればわかるって。」

 

 ジェット機で自分たちの学校の近くのスーパーに移動した。





「戦場だ…………。」



 そこでは、『バーゲンセール』という名の戦争が行われていた。


「恐ろしい……。」


「ね。戦場でしょ。」


 シニカルスマイルをして言う佐藤さん。


 おばさん方の血みどろの戦い。これはもうR18映像だぞ。


 普通におばさん方に接近して撮影する佐藤さん。危ないよ!


「ほら佐々木君! 君も近くで撮りたまえ! ほら!」


 そう言ってデジタルカメラを投げ渡してきた。


 ええ! 行くの? あれに? いやいや死ぬって!


「渡さないわ!」


「邪魔よ!退きなさい!」


「キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!」


 怖…。


「行くしかない!」


 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!


「あんたなんなの! 邪魔!」


 バキ!

  

「鬱陶しいわ!」


 ゲシッ!


「死ね!」


 ゴキッ!



 蹴る殴るなどの暴行を加えられました。


「佐々木君。なに悶絶しているんだい。がんばりたまえ。」


 うう。仕方がない。


 もう一度!


「あっ、え! ちょっ! そこはダメ! うひゃ! ふわ~~~~!!」



 あんなことやこんなことをされました。

 

 何されたかって?


 R99です。99歳未満のかたは引き続き物語を、99歳以上の方はhttp://×××××××.//××××//××.で!


 



「佐々木君大丈夫かい?」


 あれで大丈夫なわけがないだろう。


「さあ次行こう!」


「被害者を労われ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」






 次に向かうのは異世界。異世界戦争撮影だとさ。移動手段は『公開できません。』だって。






「異世界来たああああああああああああああああああああ!」


 テンションたけえなおい。


 目の前では、とってもすごいことが起きてます。


 大体な説明をするとだね、人間じゃあないものが体当たりをし合っていたり、すんごい兵器が撃ち合っている。


「撮影だ!」


 いそいそと準備を始める佐藤さん。


 なんだか楽しそう。


 でも僕は帰りたい!


……よし!この戦争をやめさせよう! 俺のチートスキルで!


……でも待てよ。それじゃ本当の意味で平和になることにはならないよなあ。


 ふーむ。そもそも戦争の理由は何だ?


 つきとめてみようか。



 ●西部側


『エロゲハワタシタチノジュンカツユデ~ス。』(エロゲは私たちの潤滑油で~す。)


『ヒトビトノジュヨウハウスイホンデ~ス。』(人々の需要は薄い本で~す。)


『エロコソガブンカデ~ス。』(エロこそが文化で~す。)



 ●東部側 


『変態は衰退!いや消滅!』


『変態は人類の進むべき道への障害物だ!』


『エロこそが文化だ!』




 ということだそうだ。



……、くっだらねえ。


 そんなことでマジバトルすんなよオイ!


「おーい佐々木くーん! これを見てくれ~!」


 佐藤さんがこっちに走ってきた。


「何ですか?」


 見せてきたのはロケットだ。


「死んでいた兵士が強く握っていたものだ。」


 たぶんその兵士には家族が・・。こんなくだらない戦争のせいで!


 ロケットを開く。


「…………ええええええええええええええええええええええええええ!」


 写真には、2Dのロリ、爆乳、眼鏡っ娘が写っている。


 こいつ変態派じゃねえか!


 もういい! 気が変わったわ! この世界を木っ端微塵にしてやる!


■『アポカリプス○イ』(ザキ○のご都合シールドトリ○-)


 

『エロバンザ~イ』


『変態に死を!』




 バーン!








「いやあいい写真が撮れたよ。ありがとう、佐々木君。」


 こっちは相当疲れたがな。


「できたらまた手伝ってほしいのだけど……。」


 なんか頬を赤くして言う佐藤さん。


 かわええ。


 俺はニブの主人公とは違うぞ!  俺でも分かる! こりゃきてんじゃね!フラグ建った!


「今、『こいつ俺に惚れてるんじゃね?』とか思いましたか? 絶対にそんなことありませんから。」


「おおおおおおおのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


「でも手伝ってほしいってのは本当さ。」


 そりゃ


「手伝うさ! いつでもね!」


「そうか! じゃあ早速今からタイムスリップして第2次世界大戦を撮りに行こう!」


「やだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」



 翌日 朝のホームルーム前


「いつでも手伝うって言ったじゃないかあ。」


「やっぱナシ!」


「えー。」



 マジ疲れた。今日は本当に無理だわ。体調不良だとか言って保健室行って寝よう。


「佐々木君! 今日の放課後ちょっとオカルト研究部の部室に来てくれないか。こなきゃ呪い殺すぞ!」


 椎名君が恐ろしい顔で言う。




 

 僕のクラスメイトは霊能力者です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ